鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1938回】 トップが小っちゃい思考にならない

2016年04月20日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ営業ができようとも、
どれだけ素晴らしい図面を描けようとも、
どれだけたくさんの棟数を完璧に管理するスキルがあろうとも、
住宅会社の経営者として、それだけでは不十分です。

経営者として重要なのは、長いスパンで自社の将来、それから市場を考えること。
そこに備えて手を打っていきながら、
いつ変化しても適応できるようにしておかなくてはならないのです。

今年の年末まで仕事が埋まっていることで、
結構満足している小さな工務店の経営者がいますが、
もう思考が小っちゃすぎるとしか思えません。

ここ数年、「何かおたくが良い家を建てるって噂を聞いて・・・」なんてことを
言ってくれるお客様が訪ねてきてくれることが数件あっただけで、
自社の良いうわさが広まっていっている、と思う経営者も小っちゃいなぁ、と思うのです。

今、順調なのは、たまたまで、数年先、こんな状況が続かなくなるぞ。
そういう時に備えて、今からどういう手を打つか?
今、たまたま自分と同じ年代の人が建てるケースが多く、自分の価値観や人脈が有効なだけで、
15年したら、お客様と価値観も合わない、年下の世代とつながりがないぞ、どうしよう・・・。
そういう時に備えて、今からどういう手を打たなくてはならないか・・・?

いろんな手を打つためには、俺が事務所の中で実務をやっているだけじゃ、ダメだよな・・・。

というような思考になるはずなんですけどね。。。

目先、調子が良いからといって、そこで満足してしまうような小っちゃな思考の経営者にならないよう、
経営者は常に自分の器を大きくしようと取り組まなくてはならない、と思っています。
コメント
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