鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3962回】 集客や受注の数字が上がっていくと、陥りがちなこと

2021年11月04日 | 住宅コンサルタントとして

事業立ち上げの頃は、実績も知名度も無いので、

お客様が全く来ない、ということが続きがちです。

 

そんな中、お客様が来て下さったら、

それだけでありがたく、

一所懸命、対応したことでしょう。

 

またまだ経験も実績も無い中、

お客様を担当させていただけることになったら、

それだけで嬉しかったことでしょう。

 

ところが、会社の業績が上がり、

知名度も上がってくると、

お客様がたくさん来場して下さるようになります。

 

そして経験を積んだ営業マンは、

多くのお客様を担当させていただけるようになる。

 

すると、当初は感謝の気持ちを持って、

お客様を担当させていただいていたのに、

その感謝の気持ちが薄れてくる人がいます。

 

来場したお客様が、ただ見に来ただけ、

というような、薄いお客様だった場合、

そのお客様に文句を言ったりする人もいます。

 

営業マンがそういう考えを持っていると、

ちょっとした言葉遣いや態度に出るようになり、

段々と運気が下がっていきます。

 

これ、本当に不思議で、

確実にそういう営業マンは売れなくなっていくのです。

 

うまくいっている時が、失敗のはじまり。

 

謙虚さや感謝の気持ちが薄れてきたら、

運気が下がり始めるのです。

 

私、メーカー営業マン時代の20代の頃、

思いっきり勘違いをしていた時期があります。

 

その時、会議で自分の活動を発表した際、

先輩から、

 

「お前、一体何様なんだ!

お客様に『○○させる』って、

そんな言葉、よくつかえるな!」

 

とみんなの前で、厳しい口調で叱ってもらいました。

 

もう本当に、若い頃にありがたいことを言っていただきました。

 

素晴らしい先輩や上司に、

20代の頃に恵まれ、

こうした基本を少しずつ習得できたような気がします。

 

勘違いしている人が周囲に居たら、

指摘してあげたいものです。

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