鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3983回】 正しい順番

2021年11月25日 | 住宅コンサルタントとして

会社の業績(決算)を高めるための、

正しい順序があります。

 

業績がいまいちの会社の場合、

よくあるのが、とにかく受注を伸ばそうと、

集客に力を入れたり、

販促キャンペーンを企画したりします。

 

もしくは新しい商品を持つために、

何らかのFCやVCに加盟したりします。

 

でも個人的には、この順番はまずいと思っています。

 

契約時に予定していた利益が

着工時、完工時に予定通り確保できているか、

という部分が非常に重要であり、

まずはこれができていない会社が受注を高める、

ということは順序が違うのです。

 

過去、決算内容が芳しくなく、

財務内容もよくなかったクライアント様に対しては、

まずは原価を確定させてから着工する、

ということを徹底していただきます。

 

すなわち、着工前にすべて仕様が確定していて、

原価が確定しているということが

当たり前の会社にするわけです。

 

そうすれば、何をどう変えれば粗利益率が改善するのか、

という対策がしっかりと打てるようになるのです。

 

集客UP、商品の充実などは、

利益が確定できるようになってからすべきことであり、

この順序を間違ってしまうと、

住宅会社の決算数字は良くなっていかないと思っています。

 

何事も正しい順番があるのです。

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