鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3984回】 住宅業界にとって追い風が止まった

2021年11月26日 | 住宅コンサルタントとして

2021年10月の中旬から、

住宅業界において新規来場は渋くなっています。

 

その理由は、日々、飛行機や新幹線に乗って

全国を移動している私には、よくわかります。

 

先週末、京都に行っておりましたが、

日本人の観光客数は、コロナ前に戻っていました。

 

また一昨日、伊丹空港は人・人・人で、

私が乗った飛行機も満席でした。

 

これまで旅行を我慢していたり、

お子さんを連れて帰省したいのを我慢していた方たちが、

一斉に今、動いているのです。

 

今、家を建てるより、今、旅行に行こう、なのです。

 

よって11月12月、

住宅会社のモデルハウスへの新規来場数は、

かなり減少するでしょう。

 

追い風は完全に止まりました。

 

というか、例年に戻っただけの話です。

 

2020年5月頃からの、

エンドユーザーがマイホームを持ちたい熱が

平常に戻るだけの話です。

 

この1年数か月、かなり吹いていた追い風が、

いつの間にか当たり前と思っていた住宅会社も

ひょっとしたら多かったかもしれません。

 

たくさんのお客様が来場して下さっていたので、

管理すべきお客様に対しての

定期的なアプローチをやっていなかった会社は、

この先、苦労することでしょう。

 

ここから先、住宅会社の地力の差が、

かなり如実に明らかになるような気がしています。

 

こういう時こそ、商売の原点に戻るよい機会なのです。

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