頭も悪く、才能も無いことは、
自分自身、よく理解していました。
そんな私が、コンサルとして
クライアント様から必要とされるには?
そして住宅会社さんからオファーをいただくには、
何が必要なのか?
それを転職した当時、ずっと考えていました。
自分の中で出した結論は、
「才能・センスも無く、地頭も悪い私は、
数・量で勝つしかない」
ということ。
転職当時、クライアント様がゼロで、
仕事が一切無かった私は、
社内で仕事をたくさん持っている方たちに、
「何か、させていただけるお仕事があれば、是非させて下さい」
「粗利ゼロで良いので、同行させてください」
(粗利ゼロとは、言ってみれば歩合ゼロと同じ)
と、社内営業を掛けまくって、
とにかくいろんな業界の仕事に携わらせていただく
(=量をこなす)ことに力を入れました。
おにぎり屋さんや印刷会社、
出版業界や機械工具卸の業界、
飲食業界など、いろんなお仕事をさせていただき、
2日に1回は会社に泊まって、
お風呂にも入らず、臭い体でひたすら量をやりました。
そして量をとにかくこなしながら、
休日には住宅会社さんに調査に行き、
お客様のフリをして接客を受ける、ということを
合わせてやっていきました。
起業してからは、
とにかくこの調査に力を入れ、
年間20~30社の調査を自分に課し、
今でも継続して行っています。
これまで述べ、300名以上の営業マンに接客を受けましたが、
その中で、メチャ刺さった営業マンは、たった3名です。
この3名の営業マンのスタイルを分析すると、
ある共通点が浮かび上がりました。
ここを今、各クライアント様にご提案させていただいています。
弊社のクライアント様の営業マンは、
業界内においてはトップレベルで、
もうこれはおそらくどの団体にも負けないでしょう。
そんな超優秀な営業さんたちを前にしても、
今、私がご提言させていただいていることは、
メチャ説得力があると思います。
(ひょっとしたら、営業さんが空気を読んで、
それっぽい対応をしてくれているだけかもしれませんが・・・)
何が言いたいかと申しますと、
知識も経験もセンスも欠けているビジネスパーソンが、
ライバルに勝つには、何か一つの分野で、
圧倒的に差をつけなくてはならない訳ですが、
量で差をつけることであれば、才能なくとも可能である、
ということです。
そして量をこなした人間の言葉には、
説得力が宿るのですね。
更に若い頃に量をやり切った人間は、
歳を重ねても量をやり続けることができる体質になるので、
安定的に成長していけるような気がしています。
50手前で、毎日のように泥臭く、
動画やチラシの構成を考えたり、
コピーライティングしたりカタログの原案をまとめたり、
研修のテキストをつくったり、
調査に行きまくったりできているのも、
30代の頃、量をやり切って体力がついたおかげだと
個人的に思っています。
数・量をやり切ることはできているでしょうか?