鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4075回】 数・量をやり切れば、説得力が増す

2022年02月25日 | 営業マンとして

頭も悪く、才能も無いことは、

自分自身、よく理解していました。

 

そんな私が、コンサルとして

クライアント様から必要とされるには?

そして住宅会社さんからオファーをいただくには、

何が必要なのか?

 

それを転職した当時、ずっと考えていました。

 

自分の中で出した結論は、

 

「才能・センスも無く、地頭も悪い私は、

数・量で勝つしかない」

 

ということ。

 

転職当時、クライアント様がゼロで、

仕事が一切無かった私は、

社内で仕事をたくさん持っている方たちに、

 

「何か、させていただけるお仕事があれば、是非させて下さい」

「粗利ゼロで良いので、同行させてください」

(粗利ゼロとは、言ってみれば歩合ゼロと同じ)

 

と、社内営業を掛けまくって、

とにかくいろんな業界の仕事に携わらせていただく

(=量をこなす)ことに力を入れました。

 

おにぎり屋さんや印刷会社、

出版業界や機械工具卸の業界、

飲食業界など、いろんなお仕事をさせていただき、

2日に1回は会社に泊まって、

お風呂にも入らず、臭い体でひたすら量をやりました。

 

そして量をとにかくこなしながら、

休日には住宅会社さんに調査に行き、

お客様のフリをして接客を受ける、ということを

合わせてやっていきました。

 

起業してからは、

とにかくこの調査に力を入れ、

年間20~30社の調査を自分に課し、

今でも継続して行っています。

 

これまで述べ、300名以上の営業マンに接客を受けましたが、

その中で、メチャ刺さった営業マンは、たった3名です。

 

この3名の営業マンのスタイルを分析すると、

ある共通点が浮かび上がりました。

 

ここを今、各クライアント様にご提案させていただいています。

 

弊社のクライアント様の営業マンは、

業界内においてはトップレベルで、

もうこれはおそらくどの団体にも負けないでしょう。

 

そんな超優秀な営業さんたちを前にしても、

今、私がご提言させていただいていることは、

メチャ説得力があると思います。

(ひょっとしたら、営業さんが空気を読んで、

それっぽい対応をしてくれているだけかもしれませんが・・・)

 

何が言いたいかと申しますと、

知識も経験もセンスも欠けているビジネスパーソンが、

ライバルに勝つには、何か一つの分野で、

圧倒的に差をつけなくてはならない訳ですが、

量で差をつけることであれば、才能なくとも可能である、

ということです。

 

そして量をこなした人間の言葉には、

説得力が宿るのですね。

 

更に若い頃に量をやり切った人間は、

歳を重ねても量をやり続けることができる体質になるので、

安定的に成長していけるような気がしています。

 

50手前で、毎日のように泥臭く、

動画やチラシの構成を考えたり、

コピーライティングしたりカタログの原案をまとめたり、

研修のテキストをつくったり、

調査に行きまくったりできているのも、

30代の頃、量をやり切って体力がついたおかげだと

個人的に思っています。

 

数・量をやり切ることはできているでしょうか?


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