鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3647回】 失われた30年を取り戻す

2020年12月24日 | 住宅コンサルタントとして

日本電産が社員の収入を平均3割、UPするというニュースを

先日、ネットで見ました。

 

素晴らしいことだと思います。

 

とにかく日本は、1990年頃から、

物価の上昇、人件費の上昇が止まっています。

 

国の長期的な発展を考えると、

最も重要なのはやはり優秀な人材です。

 

そういう人材を育てるには、教育が重要ですし、

そういう優秀な人材に、日本の発展のために仕事をしてもらうには、

当然ながらそれに見合った収入を用意しなくてはなりません。

 

日本人の収入はいまや、先進国最低レベルであり、

というか、もはや先進国とは言えないレベルになっている、

という現実を国民が受け止めるべきかと思います。

 

まさに、失われた30年。

 

これから少子高齢化がますます進むため、

海外の優秀な人材に日本で働いてもらう必要があるのですが、

そういう方に支払うべき原資が無ければ、

日本に来てもらえる訳もないのです。

 

日本の収入を高めるためには、

生産性の向上しかない訳です。

 

今回のコロナで、日本が先進国の中で

圧倒的に遅れている部分が明確になりました。

 

役所や教育機関のあまりのアナログさが明らかとなり、

無駄な出張や会合の多さも皆が気づきました。

 

コピーやファイルの保管のための時間や、

移動時間を減らすだけで、生産性が上がります。

 

住宅業界にも無駄なことがまだまだ多いですが、

いろんな企業経営者、幹部、ビジネスパーソンが無駄をなくし、

生産性を高め、しっかり稼いで社員さんに還元する。

 

こうした取り組みが、日本の成長発展につながると思います。

 

業界の生産性が高まるよう、

微力ながら、私自身もできることをしていこうと思います。


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