家を建てる20代~30代の方の情報収集力は抜群で、
しかもセンスもありますから、
ダサい家しか建てられない会社は候補から除外され、
デザインを勉強しているセンスの良い会社を選ばれる方の比率が
年々高くなっているかと思います。
センスが良い情報発信ができて、センスが良い家をつくることができる。
これは、住宅会社を選ぶ上で外せないかと思います。
「ダサい家しかつくることができない」=「情報収集能力とセンスが終わっている」
という公式が成立するので、良い家をつくってくれる可能性は低いです。
ただ、見た目だけで住宅会社を選ぶのは、極めて危険です。
というのは、今、それなりに若かったり、それなりにセンスのある
住宅会社の経営者が結構増えてきているのですが、
こういう経営者は、マーケティング(情報発信、ブランディング、商品づくり)に
関しては非常に長けているのですが、
財務のことや組織づくりのこと、マネジメント能力が不十分なことが多々あり、
社員さんの大量退職や資金繰りの悪化等につながり、
経営が成り立たなくなるケースが、これから多発してくるからです。
あるエリアで、デザインと性能に関して非常にイケていて
棟数を伸ばしていましたし、組織も大きくなって
拠点数も増えていた会社がありますが、
ここは実質、資金繰りに行き詰っています。
(ある大手企業の傘下に入りますが・・・)
ちなみにこの会社、外面は非常に良く見えるのです。
また、注文住宅で圧倒的に成長していて、
誰もが知る会社も、数年先には経営が行き詰っていることでしょう。
見た目だけで住宅会社を選んではいけないのです。
これは首都圏や関西圏など、都会にお住まいの方に
特に知っていただきたいことでして、
業者選定に失敗すると、後々本当に大変になります。
家は引き渡して終わりでないからです。
ですので、今の時代、最も大切なことは、
住宅会社選びと言えるでしょう。
経営者がしっかりとした考え方の軸を持ち、
ブレずに地に足つけて経営をしていること。
社員さんの成長・育成に本気で取り組んでいること。
そして経営者の人格。
これが最も大切なことなのです。
見た目と価格だけで、住宅会社を選んではダメなのです。