鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3229回】 家づくりを検討している一般の方に知っていただきたいこと

2019年11月02日 | 住宅コンサルタントとして

家を建てる20代~30代の方の情報収集力は抜群で、

しかもセンスもありますから、

ダサい家しか建てられない会社は候補から除外され、

デザインを勉強しているセンスの良い会社を選ばれる方の比率が

年々高くなっているかと思います。

 

センスが良い情報発信ができて、センスが良い家をつくることができる。

 

これは、住宅会社を選ぶ上で外せないかと思います。

 

「ダサい家しかつくることができない」=「情報収集能力とセンスが終わっている」

という公式が成立するので、良い家をつくってくれる可能性は低いです。

 

ただ、見た目だけで住宅会社を選ぶのは、極めて危険です。

 

というのは、今、それなりに若かったり、それなりにセンスのある

住宅会社の経営者が結構増えてきているのですが、

こういう経営者は、マーケティング(情報発信、ブランディング、商品づくり)に

関しては非常に長けているのですが、

財務のことや組織づくりのこと、マネジメント能力が不十分なことが多々あり、

社員さんの大量退職や資金繰りの悪化等につながり、

経営が成り立たなくなるケースが、これから多発してくるからです。

 

あるエリアで、デザインと性能に関して非常にイケていて

棟数を伸ばしていましたし、組織も大きくなって

拠点数も増えていた会社がありますが、

ここは実質、資金繰りに行き詰っています。

(ある大手企業の傘下に入りますが・・・)

 

ちなみにこの会社、外面は非常に良く見えるのです。

 

また、注文住宅で圧倒的に成長していて、

誰もが知る会社も、数年先には経営が行き詰っていることでしょう。

 

見た目だけで住宅会社を選んではいけないのです。

 

これは首都圏や関西圏など、都会にお住まいの方に

特に知っていただきたいことでして、

業者選定に失敗すると、後々本当に大変になります。

 

家は引き渡して終わりでないからです。

 

ですので、今の時代、最も大切なことは、

住宅会社選びと言えるでしょう。

 

経営者がしっかりとした考え方の軸を持ち、

ブレずに地に足つけて経営をしていること。

 

社員さんの成長・育成に本気で取り組んでいること。

 

そして経営者の人格。

 

これが最も大切なことなのです。

 

見た目と価格だけで、住宅会社を選んではダメなのです。


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