部下や後輩、若手社員さんに対し、
やたらとマウントを取りたがる経営者が稀にいます。
そういう経営者は、既に成功をおさめ、
業界内や商圏エリアの方たちから
十分な賞賛を浴びているのですが、
どうやら自分の自己顕示欲や承認欲求に限界が無く
まだまだチヤホヤされたいのか、
本当に部下や後輩にマウントを取るのですね。
「だからお前はダメなんだ!」
という言葉が口癖だったりします。
もう、ホンマにイタすぎる・・・。
どこまでいっても承認欲求が満たされることはなく、
なので自分が身を引くなんてことは一切考えていない。
会社内で圧倒的な権力を握り、
それを一切、誰にも渡さない。
誰も必要としていないのに、
いつまでも権力の座に居続ける。
そして誰からも必要とされていないのに、
自分がいなければこの会社はダメになる、とか
この組織が崩壊する、と思っていたりするのです。
こういう生き方は、美しくないですよね。
誰からもお誘いの声が掛からないので、
やたらといろんなイベントを企画し、
メンバーを固め、自分は忙しいとアピールしたがる。
部下や後輩からは、一切誘われない。
こういうマウント取りたがり&承認欲求と
自己顕示欲の塊のような経営者がいる一方で、
人望があり、部下や若手から大人気の経営者もいます。
部下が何人かで飲んでいると、
そういえば、社長は今日、街に出てるなと誰かが言いだし、
社長の携帯に電話がかかってきて呼び出されるような、
そんな人望の高い経営者もいます。
そういう方は、とにかく自社の社員や部下を
子どものように思っていて、愛情をかけ、
かつ彼らの成長を心から願っているのですね。
こういう生き方は、かっこいい!
経営者は、承認欲求とか自己顕示欲を捨て去れるよう、
努力すべきである、と個人的に思っています。
そしてそれらを捨て去った方が、
よほどいろんな方から必要としてもらえるでしょう。
年々、人間は年を重ね、頭が固くなっていきがち。
気をつけたいものですね。