仕事に対する自分の価値観を構築する上で、
いろんなことを教えて下さったクライアント様のところに昨日、
お伺いしておりました。
いつもいろんなことを教えて下さる上に、
会話の中で的確にこちらの潜在的な考えを引き出して下さったりと、
毎回、こちらの方が勉強をさせていただいているのですが、
昨日もいろんなことに気づかせていただきました。
社会人になって23年、コンサルタントになって14年。
今でも仕事に対する熱量は落ちていません。
そして今でもしっかりと量をこなしつづけているのはなぜか、
ということを私自身、考えたこともありませんでしたが、
昨日、クライアント様の社長とお話をさせていただく中で、
新たな発見がありました。
それは、仕事に対する熱量の源は、
「自分には仕事しかない(それ以外の分野では、一番を目指せない)」
ということではないか、ということです。
若い頃からいろんなことにチャレンジし、
熱中するとトコトン取り組んできたつもりですが、
正直、どの分野でも一番にはなれなかった。
高校生の頃、真剣にテニスに取り組むも、それなりのレベルで終わり、
受験勉強もトコトン、チャレンジしましたが、志望校に二年連続で不合格。
大学生活は思いっきり楽しみましたが、
就職活動の時は200社以上の会社にエントリーし、
とにかく時間をつくっては会社説明会や面接に参加し、
結果、3社しか内定をいただけなかった。
学生時代に、実績として誇れるものを生み出せなかった。
すなわち、過去の栄光にすがりたくてもすがれないまま、
社会に出た訳です。
その結果、最初の会社で仕事をさせていただく中で、
いきなり子会社に出向となり、施工や施工管理、アフターの仕事をしていても
自分には仕事しかもう残されていないから、耐えることができた。
営業でしっかりと実績を出さなければ、いずれ必要とされなくなる、
という危機感を若い頃から持っていたので、自分なりに本を読んで勉強した。
仕事に全力で没頭できたのは、もちろん家内のサポートが大きい訳ですが、
誇れるものも取り柄も、もう仕事の中でつくるしかなかった、
という自分の境遇が大きいのかな、と改めて感じたのです。
そう考えると、若い頃、何かに真剣に打ち込んだのにも関わらず、
そこで成果を出すことができなかった、という経験は、
大人になってからも無駄にはならない、と気づかせていただきました。
若い頃の挫折って、実はとても貴重な経験なんですね。