人材のことで悩みをお持ちでない経営者は、
おそらくいないでしょう。
また、部下のことで悩みを持っている上司も
数えきれないくらい、いるかと思います。
これまで私自身、働かせていただいた2社で、
たくさんの人と一緒に仕事をさせていただきましたし、
今、この仕事をさせていただく中で、
いろんなクライアント様でいろんな社員さんを見ます。
そんな中で感じているのは、
能力や経験は採用後の教育で何とでもなるが、
本人のやる気や責任感は、
企業側がどれだけ時間を注いだとしても、
なかなか変えられない、ということ。
言われたことだけやってればいい、と考える人や、
成果を出していないのに権利ばかり主張する人は、
残念ながら結構な数、存在します。
また、人としての常識が欠ける人や、
一般常識的なことを全く知らない人なども
実はそれなりにいたりします。
そういう人を雇ってしまうと、
他の社員さんの仕事が増えたり、
ミスやクレームが続出することになったりするのです。
こういう人の仕事に対する姿勢を変えるのは、
正直、無理だと個人的に思っています。
なので、採用に関しては、
人間性重視で採用すべきだと考えています。
大切なのは、責任感や労働観の部分で、
そこを見極めるにはどうすれば良いか?
これは非常に難しいですが、
個人的に思っているのは、
どういう親に育てられたのか?
親がどういう価値観を大切にしているのか?
を確認することが重要だと思っています。
その人の人格や労働観に大きな影響を与えるのは、
やはり家庭であり、親なのです。
真面目にコツコツと頑張る親御さんに育てられたのか、
それとも自分たちが得することを
追求するようなタイプの親に育てられたのか?
ここを確認することが、採用面接では大切かと
個人的に思っています。
責任感があり、真面目でコツコツ取り組める。
そういう方を採用するためにも、
採用には時間とお金をかけるべきなのです。
リクルート用のサイトを構築していない会社。
ハローワークにしか募集しない会社。
発信力が不足している会社。
トップが採用の大切さを理解できていない会社。
こういう会社が優秀なスタッフを採用できる訳、ないのです。
優秀な人を採用したければ、
トップが本気になるしかないのです。