技術の進化のスピードがますます加速してきたように感じます。
先日、とあるパン屋さんに行って驚いたことがありました。
これまでのパン屋さんだと、
店員さんが1つ1つを確認し、それをレジで入力する。
そして金額をお伝えし、お金を預かってお釣りを渡す。
そうしたやり取りしながらパンを袋に入れる、という感じでした。
お客様が10点程度のパンを買うと
そのお客様を捌くのに2分以上かかってしまってました。
ところが最新のシステムだと、
トレイをレジの上に置いた瞬間に
AIがパンの形状から瞬時に金額を提示し、
自動レジやQR決済でお客様が会計を済ます。
店員さんはお客様がパンをレジに置いた瞬間から
袋詰めがスタートできるので、
10個お買い上げのお客様でも1分以内に終わる、
という感じなのですね。
また今朝のがっちりマンデーでは、
コンビニに設置した場合に
お客様が手に取った商品をAIが認識しており、
レジの前で瞬時に会計が表示されるシステムが
紹介されていました。
レジで1つ1つ、バーコードで読み込まずとも
瞬時に会計ができるのは、
全ての什器に重さを感じるセンサーが設置されていて、
かつ店内にカメラがたくさんあり、
その画像をAIが解析しているので、
どのお客様が何を手に取ったのかが分かるとのこと。
こうしてコンビニやスーパーのレジ打ちの仕事も
無くなっていくのでしょう。
今はどの業種も人手不足で困っていますが、
例えば車の自動運転が普及し、
ドローンも普及すれば、
車やトラックの運転手の仕事の大半は不要となります。
住宅業界でも発注書、請求書がDX化により、
必要な経理担当者の数が激減していますし、
各建築現場にカメラを設置すれば、
監督が現場に行く必要性が減少するので、
より少ない人数で現場管理ができるようになってきています。
現状から問題点を発見し、
より良くなるように改善ができたり、
新しい発想でより良いしくみを構築できるような、
付加価値の高い仕事が出来る人は、
この先も会社から必要とされ続けるでしょうが、
単純な業務しかできない、という方は、
AIとロボットとDXの進化により、
必要とされなくなっていくことでしょう。
付加価値の高い仕事ができるようになるには、
いろんなことをインプットし、学び続け、
人としての魅力を高めていかなくてはなりません。
そういう耳の痛いことを言う人が、
ドンドン減ってきているような気がしますし、
また何かあるとハラスメントだとか、
面倒くさい時代です。
ということで、第三者の私が、
こういう面倒で耳の痛い話をクライアント様の若手スタッフさんに
今後も言い続けていこうと勝手に思っております。
結局人から必要とされなければ稼げないし、
稼ぎが悪いと愛する家族を守れない、
ということもガンガン言っていこう!