風薫る季節

爽やかな五月がスタートした。
連休前の平日に、長野の高原をドライブしたり、温泉に
入ったりしたので、コンディションがいい。

昨日は「三丁目のジャズ」だった。ニューヨークから
帰国された井上さんと、外で会話していたら、ご近所に
住むモンローさんが、やってきた。
彼は著名なジャズドラマーで、ときどき、饒舌な日本語で
「あけましておめでとう」とか、「まだまだ寒い日がつづくね」
なんて会話をすることがある。井上さんを紹介しようと思ったら、
ふたりがいきなり、目を輝かせ、英語で「近況」を
話していた。ふたりは、以前いっしょに仕事をしたことが
あるし、モンローさんの弟さんともニューヨークのジャズクラブで
競演したことがあるらしい。
この界隈は、５０人くらいしか住んでいないの？と思うくらい、
「狭さ」を感じることがあるが、世界も１３０人くらいしか住んで
いないの？と思うくらい狭く感じることがある。

昨日は再会を楽しみにされていた元気が、いなくなったので、
後半の一曲めは、「チコリー」という、彼がニューヨークで
飼っているチワワのために作った曲を、「元気くんに捧げる曲」
ということで、演奏してくれた。最後に彼が、「ワンワン」
と元気がライブの時、曲のおわりに拍手代わりに吼えていたのを
まねる、オマケつき。
ニューヨークでいろいろなデュオを経験し、磨かれてきた技の
中に、いつもデリケートなやさしさを感じさせるギターだ。
ＫＡＺＵＫＯ ＢＡＢＡさんとのデュオも、やっぱり世界レベル
のすごさ、みたいなものが、ある。

「こんなにいい１日があっていいのか」という日が、年に何日かある。
昨日はそんな１日だった。今日も、そんな１日になればいい。


連休中の５日は「エリカ庵」
１２日は「わだちひろ」さん、「いとうまさみ」さんが、天真庵デビュー。
ぼくは、この会が、なんかウキウキとドキドキがあって、楽しみな日。
伝授の会の夜。新人蕎麦職人と新人アーティストのコラボ。２０００円（蕎麦・珈琲つき）

今月の２２日は、いよいよNobieが天真庵デビュー。４０００円（蕎麦・酒・酒肴つき）
２３日は、「墨田ぶらり下町音楽祭」