長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

羊頭狗肉みたいな「放蕩鍋」 でも食中毒にはならない。くせにはなるが・・

2011-05-10 08:34:37 | Weblog
ときどき、猟師さんと原始的なぶつぶつ交換する猪の肉
が冷凍庫にひとつ残っていた。いつもは、半解凍してルイベ風
にして食べるのだが、肉を生で食べるのは、微妙な時期なので、
味噌仕立ての鍋にした。蕎麦はそれにまけないように、
ほうとうときしめんの中間あたりにした。昨日の易の勉強でいえば
「中庸」。ほどほどというのが大事である、という東洋の智恵は、
占の世界でも大事にされてきたらしい。
「過ぎたるは、及ばざるがごとし」(中庸)・・普遍の哲学。

話がずれたけど、蕎麦はもともと太くうって食べてた。その前は
そばがきで食べていた。技を競ったり、へんなうんちくが語りつがれたりして、
「10割蕎麦の細打ち」みたいなもんが流行ったりしているのだと思う。
細い蕎麦も「噛む」けど、噛み締めることはできない。
この「ほうとう鍋」みたいな猪鍋に、太めの蕎麦を入れて食べると、
信玄もびっくり(ほうとう鍋の発明者)するくらい、うまい。
今年の夏は、節電のためにクーラーのきいていない部屋で過ごす
、つまりは、昔風の生活をよぎなくされる。
暑気払いとは、もともと「すきやき」「なべ」「ゆどうふ」など
熱い夏に、ふーふーいいながら、熱いものを食べて、自分がだす
汗で涼をとったのが、原点。
久保さんが、四角い黄瀬戸の鍋をつくってくれたので、夏の
メニューに「湯豆腐」なんかをいれようと思っている。
いろいろなものを食べたり飲んだりしつくした後に
いきつく鍋。そんな鍋のことを「放蕩鍋」といったりして・・・

今日は「英語で蕎麦会」
長屋に一昨年の秋に移り住んだ岩本先生がやってくる日。
せんしゃくんも、近所に越してくる予定らしい。
蕎麦職人の「ひび庵くん」は、路地裏をうろうろ散策中。

明日は休みだけど、夕方「かっぽれ」。下は「ダメ中」
ふたつの教室をいっぺんにやり、蕎麦会をいっしょにやる。
かっぽれは男ばかり、反対に「ダメ中」は、きれいな(おじや、いや、おせじ)
女性ばかり。「蕎麦屋の二階」のコンパみたい。これまた楽し。

5月15日(日)は、「墨田ぶらり下町音楽祭」