長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

♪キトキト キッチャン キトキッチャン・・

2011-05-29 08:45:11 | Weblog
雨が朝から元気よく降っている。今日は明け方に夢を見て、
5時前にお店にいって、少し模様替えをした。ショールームの
中に、南條先生の額を入れ、本勝手流?いや無手勝手流に花を
生けてみた。雨もまた楽し、植物たちも喜んでいる。
ついにショールームにも「寒山拾得」の臭いがし始める?

今朝の朝日新聞の「大江戸朝日」に押上文庫がのった。今回が
最終会。とり、に、文庫くんが紹介されるのが、にくい。
酔香のすがちゃんといい、文庫くんといい、こんなうらぶれた街に
移り住んで、「日本酒茶論」みたいなものをやる、なんて、奇妙きてれつ
な奇人だ。だけどまた奇人がよく似合う街でもある。

♪キトキト キッチャン キトキッチャン・・
こないだの休みに、中津川まで足を伸ばし、そんな名前のギャラリー
にいってきた。「キトキト」という。字は「木と器と」でキトキト、
なんともいい響きの言霊だ。ここの女将がかくnewsの文がすこぶるいい。
天真庵には、ふたつの水出しコーヒーの器具がある。そのふたつのサーバー
を、このキトキトから買った。ガラス作家の安土忠久さんのものだ。
安土さんとは古いつきあいで、うちのビールグラスは、「へちかんだグラス」
といって、彼の名刺がわりみたいな器をつかっている。ときどき、天真庵にも
ひょこっとやってくる。彼はぼくのことを「奇人」といっているが、2倍か
3倍にして返してあげたいほど、安土さんも立派な奇人だ。

今日は「竹細工」の日。森上先生と竹馬の友みたいな人が、わざわざ
ご挨拶にやってくるらしい。西郷さんにそっくりらしい。
西郷さんは南洲という号だった。織田流煎茶道の13代家元も鹿児島
生まれで、雅号を南洲といった。関東大震災の時に稽古場が壊滅して
満州に放浪の旅をし、その縁で、14代の家元が見つかり、仙台に
拠点を移した。15代目が、今回の震災の直後急死され、ぼくが
指導をうけている奥村南裕先生が16代目の家元になる予定だ。

明日月曜日の朝は「卵かけごはん」TKGの日。
明日の夜は「順受の会」(論語の会)
この会でも何度か「西郷南洲遺訓」などの勉強をした。
松田先生も「かごんま」の「よかにせどん」である。
うちのお店も入りにくいらしい(自分だとぜったいに入らない、と思う)
でも、この会は、2倍くらい入りにくい。でも「居」がある。
居場所がないと右往左往している輩がいっぱいいるけど、「居」を
みつけるのも、自分で動いたり努力しないといけない。
うちの便所に飾ってある南篠先生の額を見つめていると、そんな
声が聞こえてくる?シッコの音や雨音しか聞こえない?

明後日は「ねっと31」
31のつく晦日に、あうべく人と、はやくもおそくもなくあう、
そんな会になればいいと思う。
7時から、会費4000円。
「相語相笑」・・・それぞれの「今」を語りあったり、笑いあったり
して、共に楽しみたいと思う。今回のゲストが、ジャズシンガーの
国貞雅子さん。彼女の弾き語りを聴きながら、梅雨の夜を満喫したい。

水曜日の夜は「かっぽれ」
ひとり「空席」がある。