今日も朝はやくおきて一時間散歩して、元気に蕎麦をうった。
「墨田ぶらり下町音楽祭」の日に、「おんぷ」が拾われて、
無事に、とある家族の一員になった。さきほど、文花一丁目のコンシェルジュの
おっちゃんが「おんぷの兄弟がみつかった」という。「なんでわかるの?」
と訪ねると、「おんぷとうりふたつ」だとのこと。ほんとうに「匿名性のない街」
だ。
昨日は、上州のひなびた温泉にいってきた。蕎麦の修行をしたとこ。
広島の達磨で蕎麦打ちの修行をやった後、ギャラリーでも毎年1000人
ぶんくらいの蕎麦をうった。ときどき、山菜がとれるこの季節や、秋の茸の
季節に、山の仲間たちからリクエストがきて、「出張蕎麦」をやった。
なぜだか上州の谷川岳が見えるこの界隈にはよくきた。
川で水を汲み、それを沸かしてそばを茹でた。雪解け水のきれるようなつめたさ
が、身にしみたけど、蕎麦をよりおいしくしてくれた。とれたての山菜や茸の
テンプラなどを食べながら、野外で蕎麦を食べる贅は、かえがたい。
今のお店でも、「このような風を感じる蕎麦」をだしたい、と思っている。
今回は、「炭焼きの名人」を訪ねるのが目的だった。目当ての場所にいくと、
名人は留守だった。近くを散歩していたら、畑にいた。「とうもろこしを植えて
いる」とのこと。畑には、竹や間伐材の炭のカスがまかれていた。「これをまくと
とうもろこしがあまくできる」とのこと。82歳になるこの匠は、昨年奥さんを
亡くした。ひとりで、畑と炭焼きと、時間があれば山に入り、山菜摂りなどを
やって暮らしている。
「今朝は6度だった」ということで、囲炉裏には、炭があった。そこで、おもちを
焼いてくれた。お茶は、大きなヤカン、薬缶という字にふさわしいアルミの昔風の
ものに「めぐしりの木の葉」を煎じているものだ。おおぶりの汲みだし茶碗に
ついでくれた。筆舌が及ばないほど、美味い。けっして、おいしいお茶ではないけど、
「おいしく」以外にはありえない、もてなし。
四方山話をしながら、こんどは、炭の上に、五徳をおき、そこに網を
のせ、そこににぎりめしをおいた。しばらくして、味噌と、野蕗のつくだに、
こしあぶらの佃煮などが、でてきて、焼きおにぎりといっしょに食べた。
こんな「もてなし」が、ほんとうの「もてなし」なんやろうな、と
思う。「ごちそうさま」といいながら、強く握手をした。
じいちゃんの焼いたナラの炭を一袋買ったら、竹炭をおまけに
もらった。「これをいれたら水がうまくなる」とのこと。
今日から天真庵の水は、じいちゃんの竹炭入りになる。珈琲や蕎麦
の味が、一味かわるけも?
今日の夜は「タイムドメイン」
明日は昼は「お花のお稽古」
夜は「スケッチ」
明後日は「エリカ庵」
月曜日の朝は「卵かけごはん」
夜は「クラシックコンサート」
「墨田ぶらり下町音楽祭」の日に、「おんぷ」が拾われて、
無事に、とある家族の一員になった。さきほど、文花一丁目のコンシェルジュの
おっちゃんが「おんぷの兄弟がみつかった」という。「なんでわかるの?」
と訪ねると、「おんぷとうりふたつ」だとのこと。ほんとうに「匿名性のない街」
だ。
昨日は、上州のひなびた温泉にいってきた。蕎麦の修行をしたとこ。
広島の達磨で蕎麦打ちの修行をやった後、ギャラリーでも毎年1000人
ぶんくらいの蕎麦をうった。ときどき、山菜がとれるこの季節や、秋の茸の
季節に、山の仲間たちからリクエストがきて、「出張蕎麦」をやった。
なぜだか上州の谷川岳が見えるこの界隈にはよくきた。
川で水を汲み、それを沸かしてそばを茹でた。雪解け水のきれるようなつめたさ
が、身にしみたけど、蕎麦をよりおいしくしてくれた。とれたての山菜や茸の
テンプラなどを食べながら、野外で蕎麦を食べる贅は、かえがたい。
今のお店でも、「このような風を感じる蕎麦」をだしたい、と思っている。
今回は、「炭焼きの名人」を訪ねるのが目的だった。目当ての場所にいくと、
名人は留守だった。近くを散歩していたら、畑にいた。「とうもろこしを植えて
いる」とのこと。畑には、竹や間伐材の炭のカスがまかれていた。「これをまくと
とうもろこしがあまくできる」とのこと。82歳になるこの匠は、昨年奥さんを
亡くした。ひとりで、畑と炭焼きと、時間があれば山に入り、山菜摂りなどを
やって暮らしている。
「今朝は6度だった」ということで、囲炉裏には、炭があった。そこで、おもちを
焼いてくれた。お茶は、大きなヤカン、薬缶という字にふさわしいアルミの昔風の
ものに「めぐしりの木の葉」を煎じているものだ。おおぶりの汲みだし茶碗に
ついでくれた。筆舌が及ばないほど、美味い。けっして、おいしいお茶ではないけど、
「おいしく」以外にはありえない、もてなし。
四方山話をしながら、こんどは、炭の上に、五徳をおき、そこに網を
のせ、そこににぎりめしをおいた。しばらくして、味噌と、野蕗のつくだに、
こしあぶらの佃煮などが、でてきて、焼きおにぎりといっしょに食べた。
こんな「もてなし」が、ほんとうの「もてなし」なんやろうな、と
思う。「ごちそうさま」といいながら、強く握手をした。
じいちゃんの焼いたナラの炭を一袋買ったら、竹炭をおまけに
もらった。「これをいれたら水がうまくなる」とのこと。
今日から天真庵の水は、じいちゃんの竹炭入りになる。珈琲や蕎麦
の味が、一味かわるけも?
今日の夜は「タイムドメイン」
明日は昼は「お花のお稽古」
夜は「スケッチ」
明後日は「エリカ庵」
月曜日の朝は「卵かけごはん」
夜は「クラシックコンサート」