長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

りょうろをはこぶ

2012-02-03 08:06:27 | Weblog
涼炉という。煎茶道具。青山の骨董屋にいのがあったので、煎茶のお稽古
の後に、押上まではこんだ。素焼きでできているので、けっこう神経を使う。
座って手にもっていて、コックリしたりすると、床に落ちるし、座ったまま、
上の荷物おきばにおくと、老人性痴ほう症で、忘れそうだし・・・
しかたないので、リュックをせおって、立って押上まで運んだ。そんなに高くは
ないけど、希少価値があるので、現金1000万円をもって、買い出しにいくようなものだ。
(ぼくの友達が、年末に1000万もって韓国にワインを買いにいった話を思い出した)

「りょうろ」とは聞き慣れない言葉だけど、煎茶の時に「ぼうふら」をのせる。
ぼうふら、といっても、あの蚊の幼虫ではない。素焼きの急須のことだ。
中国からやってきたお茶なので、日本では聞き慣れない言葉や道具が煎茶の世界では
あまたある。ちなみに、中国でぼうふらの親、つまり蚊のことをなんというか?
答えが「チースウ」(血吸う)。ミャンマーでは「スーチー」
どちらも冗談だけど・・・
この話を先日、まんまちゃんにしたら、「韓国語で風呂のことをなんというか知ってますか?」
といわれた。答えが「ノボセヨ」らしい。言い方や間を間違えると、「寒い」
といわれそうだけど、使えそうなジョークではある。

今日は節分。でもお店は「臨時休業」  夜の「ねんどの会」はやります。
ワカこと吉若徹さんの分骨式があるので、それに出席。
これから、三鷹の墓地に出発。
「生きているうちに、したいことをする」そんな言葉を言い残して
風のように旅だった。