長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

珈琲も衣替え?

2016-05-01 08:45:43 | Weblog

今日から5月。

目に青葉 やまほととぎす 初がつお   だ。

連休になって温かい日が続く。アイス珈琲

の割合が多くなり、水出し珈琲もでるようになった。

今朝は、珈琲の焙煎も夏服もようにかえ、少し深めに焼いた。

青葉といえば、先週いった南信州の青葉と鳥の声は「この世の楽園」だった。

阿南病院の近くにできた「おどもカフェ」にいくと、「もう東京をそろそろ卒業しようかな」

という気分になる。今朝の新聞に、「東京の大学にいく」というのが、少なくなってきた、とあった。

いいことだと思う。東京と地方・・・都会暮らしと田舎暮らし・・・・まったく別のようだけど、

一物一体よろしく、いっしょに考えていくのもこれからの生き方のような気がする。

ぼくの蕎麦のお弟子さんたちは、将来蕎麦屋をやろう、と思って通う人は少ない、皆無に近い。

将来は田舎暮らしを希望していて、その準備のひとつとして、蕎麦打ちをやっていて、現実、

ほんとうに田舎暮らしを始める人がぽつぽつでてきた。また埼玉とか茨城で畑をやりながら、

ときどき蕎麦を習いにきたり、山人(やまんど)みたいな生活をしながら蕎麦を習いにくる人も

いる。今月は、かーちゃんが天真庵の改装していたころに生まれた男子が、蕎麦を習いにくる。

まだ小学校の3年。二階の骨董品とか古本のおいてある部屋で、独りで籠の中で寝ていたボンだ。

「いまのうちに身につけておきたいので、よろしくお願いします」と本人から先月電話があった。

女子高校生が社長になったり、小学生が蕎麦打ちを目指したり、ほんとうにおもしろい時代がやってきた。

ぼーとしていたら、時代から取り残されそうだ。