今日から5月。
目に青葉 やまほととぎす 初がつお だ。
連休になって温かい日が続く。アイス珈琲
の割合が多くなり、水出し珈琲もでるようになった。
今朝は、珈琲の焙煎も夏服もようにかえ、少し深めに焼いた。
青葉といえば、先週いった南信州の青葉と鳥の声は「この世の楽園」だった。
阿南病院の近くにできた「おどもカフェ」にいくと、「もう東京をそろそろ卒業しようかな」
という気分になる。今朝の新聞に、「東京の大学にいく」というのが、少なくなってきた、とあった。
いいことだと思う。東京と地方・・・都会暮らしと田舎暮らし・・・・まったく別のようだけど、
一物一体よろしく、いっしょに考えていくのもこれからの生き方のような気がする。
ぼくの蕎麦のお弟子さんたちは、将来蕎麦屋をやろう、と思って通う人は少ない、皆無に近い。
将来は田舎暮らしを希望していて、その準備のひとつとして、蕎麦打ちをやっていて、現実、
ほんとうに田舎暮らしを始める人がぽつぽつでてきた。また埼玉とか茨城で畑をやりながら、
ときどき蕎麦を習いにきたり、山人(やまんど)みたいな生活をしながら蕎麦を習いにくる人も
いる。今月は、かーちゃんが天真庵の改装していたころに生まれた男子が、蕎麦を習いにくる。
まだ小学校の3年。二階の骨董品とか古本のおいてある部屋で、独りで籠の中で寝ていたボンだ。
「いまのうちに身につけておきたいので、よろしくお願いします」と本人から先月電話があった。
女子高校生が社長になったり、小学生が蕎麦打ちを目指したり、ほんとうにおもしろい時代がやってきた。
ぼーとしていたら、時代から取り残されそうだ。