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「々」変換

2021-05-29 18:48:23 | IT
時々取り上げ゜る話題ですが、「々」の漢字変換について、「佐々木」「代々木」「蝶々」など
「々」を含む熟語で変換し、々以外を消すやり方をしている人が、未だに多いというのに驚きました。

そもそも「々」は漢字ではなく記号で、正式名は「同の字点」だとは以前ここでも書いたことがありますが、
実のところそんな名前だとは調べるまで知らなかった。

じゃ、お前はどうして変換していたんだと言われると、ずっと以前から「ノマ」です。

漢字を偏(へん)と旁(つくり)に分解して書くネット用語があります。例えば、「神」を「ネ申」とか。
「ノマ」はその逆で「ノ+マ」で「々」。
ずっと大昔のワープロ専用機のツーストローク(2つの文字(記号含む)で一つの漢字を表す入力方法)
(2文字入れるとすぐに漢字になり「変換」キーを押す必要すらないので速い)で、ノマ=々でした。
漢字を分解して2文字にするものでは、ロロ=回、イヒ=化とかね。
「イヒ」はこれも随分前ですがどこかの脳科学者か何かが、CMで脳を活性化するとか何とか言ってまして
活性化も何も古くからあるコンセプトだと思った記憶があります。

もちろんすべての漢字がかな2文字に分解できるわけではなく、読みや連想から2文字を決めていました。
覚えるのが大変で覚えられたのはよく使う漢字だけでした。

例えば、日付で「昭和」はよく使ったので、「セウ」「ヘワ」で昭和に変換。
「セウ」は「なになにでしょう」を「なになにでせう」と書く旧仮名遣いから。「ショウ」のイメージ
「ヘワ」は「へいわ」の和を連想、などなど。

昭和が出てくるあたり、大昔の出来事だというのが分かりますが、今となってはワープロ専用機も
何それ? と言った感覚でしょう。
昔のPC、特に海外のPCには漢字変換は苦手でした。
今では想像すらできませんが、漢字変換の負荷が重かったんです。


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