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映画「ノウイング」@109シネマズ木場

2009-07-16 22:12:45 | 映画感想
2009/7/15、109シネマズ木場。

ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリー、
ローズ・バーン、ララ・ロビンソン

**

1949年、ウィリアム・ドウズ小学校。
ルシンダ・エンブリー(ララ・ロビンソン)の提案で開校記念行事となったのは、
50年後の世界を描いてタイムカプセルに入れること。

先生はみんなに絵をかかせるが、当のルシンダ・エンブリー(ララ・ロビンソン)は
絵ではなく数字の羅列を書きなぐる。

50年後、ルシンダの書いた数字の紙を受け取ったのは、
聴覚に障害のある少年、ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)

その「絵」が気になったケイレブは、家に持ち帰り、
MITの物理学者の父のジョン(ニコラス・ケイジ)に叱られる。

ジョンは、ケイレブを寝かしつけたあと、、
偶然、その紙の数字の一部が目にとまった。

「911012996」それはすなわち、
2001/9/11、2996人が犠牲になったあの事件だ。

調べてみると、1949年以降の世界中で起きた大惨事の日付と犠牲者数が
時系列順に書かれているではないか。

早速、MITにそれを持ち込み、
同僚のフィル・ベックマン(ベン・メンデルスゾーン)に話すが、
説明のつかない数字があって、信じてもらえない。

それからジョンは世界中で起こったかもしれない大惨事が気になってしまう。
そしてまだ起こっていない事件の最初の事件、
81人が死ぬと予告された日、ジョンは寝過してケイレブの迎えに遅れる。

雨、そして渋滞、カーナビが示した現在地の緯度経度、
それは日付と犠牲者数の後に書かれた数字とぴたり一致した。
意味不明の数字は場所を示していたんだ。
この渋滞の中で大勢が死ぬのか。あるいは死んだのか。

その次の瞬間、飛行機が現場付近に墜落炎上爆発。
必死に人々を助けようとするジョンをあざ笑うかのように、
81人が犠牲となった。

数字の秘密を知るためには、ルシンダ・エンブリーについて聞くべきと考え、
ルシンダの娘ダイアナ・ウェイランド(ローズ・バーン)に近づこうとするが、
気味悪がられて逃げられてしまう。

意味不明の数字が、位置情報だと知ったジョンは、
2つ目の事件の場所を突き止め、警察に警告するが、
それはまるでテロリストの犯行予告だった。

当日、現場で事件を探ろうとするジョンだったが、
偶然入った地下鉄構内で大惨事が起こり、予告通りの人が死ぬ。

はたして、3つ目の事件の予告は何を意味するのか。
時々現れる謎の男たちの正体は?

**

チラシではディザスター・ムービーとありますがSFです。
怪しい男たちの存在は、どうしても「フォーガットン」の悪夢がよみがえる。
そこまでひどくはなかったのは救いだが、多くの理由は語られないまま。

ほとんどのアメリカ人はエンドロールは最後まで見ないらしいが、
それでもなお、いやむしろ、だからこそ、
ラストシーンは、エンドロールの後に挟んだ方がよかった気がする。


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6 コメント

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どうにも… (KLY)
2009-07-16 23:37:04
こんばんは。
あの手のオチは正直苦手です。別に悲劇的なラストでも一向に構わないんですが、そこまで観
てきた内容が何だったのかわからなくなるよう
なオチはよして欲しかったなと。
「ああ、この子達が新しいアダムとイブになるのか…」って思ったら宇宙船一杯いるし。(苦笑)
返信する
TB/コメントありがとうございます。 (KLYさんへ)
2009-07-17 13:13:02
宇宙人は一体何のためにあんなことをしたんでしょう。
未来人(=ニュータイプでもいい)が、
先祖を救うためにやったのなら、
まだ理解できる気もしますが、、、。

ウサギも意味不明ですね。
返信する
トラ・コメどうもでした (ひららん)
2009-07-19 00:01:41
SFなので何とでも解釈のしようはあるのでしょうが、
宇宙人=地球人の創造主・・・
という宗教的な見方をすれば、
宇宙船もノアの箱舟に見えなくないと思いました。
返信する
ひらりんさんへ (KGR)
2009-07-19 08:22:38
コメントありがとうございます。
「ひららん」になってます。

>宗教的な見方
それは思いました。
あの木がリンゴの木にも見えたし、
他の宇宙船に何が乗っていたかはわからないし。
でも、超自然というか、人類の英知を超えたもの、
すなわち「神」が宇宙人の形をとって、、、。
という展開にはついていけません。
返信する
おじゃまします (ピロEK)
2010-07-10 15:26:30
おじゃまします。

>怪しい男たちの存在は、どうしても「フォーガットン」の悪夢がよみがえる。

このタイプの作品の場合、高確率で引用される「フォーガットン」って、ある意味映画史に名を残しちゃったのかもしれないですねぇ。
とりあえず話しについて行けるから、観ていてよかった作品です。

では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
返信する
ピロEKさんへ (KGR)
2010-07-10 17:35:42
宗教的意味合いを抜きにすればSFとしてはよくできていたと思います。
スーパーフレアーはあり得ることだし、
太陽の異変で人類が絶滅するなんてのは、実に当然と言うか普通というか当たり前。

それを最後の審判と呼ぶのか、世界の終末と呼ぶのかは別として、
誰かが選民的選択によって、ごく一部の人類を救済する。

そういう世界観、人生観をどう思うかで評価が変わると思いますが、この映画は共感できませんでした。
返信する

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