アゲハチョウの幼虫は孵化してから4回脱皮し終齢幼虫となる。
この時初めてよく見る緑色で目玉模様のあるつるつるの外皮となる。
それまでは黒に近い焦げ茶色で白い帯が入ったごつごつの体をしている。
何齢かによらず、若齢幼虫から捕食する捕食者もいるが、たいていは終齢幼虫になると捕食されるみたいだ。
緑色になって見つけやすくなるのか、単純に大きくなることで見つかりやすいのか、それとも捕食者にだけわかる
特殊な匂いでも出すのか、見つかる理由は知らない。
終齢に時期を無事に過ごしても、羽化にこぎけられるとは限らない。
大抵の幼虫は「食」の対象となる草木から、蛹化する場所へ移動する。
アゲハチョウのように柑橘系を餌としていた幼虫がいつまでも柑橘系の木に止まっていると、
幼虫を探しに来た捕食者に容易に見つかってしまうからだろうか、長く過ごした木を離れ、
蛹化場所を探す旅に出る。
近くに良い場所がないと歩き回ることになり、人工的な環境では見つかりやすい。
無事に蛹になる場所を見つけたとしても先はまだ長い。
蝶のように、卵、幼虫、蛹、を経て成虫になる「完全変態」の虫は体の構造を大きく変化させる蛹の時期は
ただひたすらじっとしているから、逃げたり隠れたりできない。
つまり、捕食者に見つかったらおしまい。
蛹になる直前の段階、前蛹を経て、体内の余分な水分や老廃物を排泄し、最後の脱皮をして蛹になる。
やっとのことで成虫になったとしても寿命は短い。
「八日目の蝉」と言う映画があった。
劇中に蝉は出てこないが、蝉の寿命はおおむね一週間と言われ、8日目には知り合いは誰もいなくなると
言うことを物語の比喩として使っている。
6年も7年も地中にいたやっと羽化したら一週間って悲しい運命だと思いませんか。
実際には2週間とか、1か月とか生きるらしい(実験した小学生がいる)が、それほど長い時間をかけて
わずかな成虫の時期を過ごすのなんて何のために生きているのか
と思ったりする。
しかし、すべての生物が子孫を残して死んでいくために生きているとしたら、幼虫の時期が実は昆虫の人生(虫生)で、
成虫は子孫への警鐘と死出の旅路のための姿なのではないかとすら思う。
今日もまた1匹が前蛹になった。
そのかわり、終齢幼虫を新たに2匹見つけた。
1匹は手で確保。
1匹は枝ごと確保した。
この時初めてよく見る緑色で目玉模様のあるつるつるの外皮となる。
それまでは黒に近い焦げ茶色で白い帯が入ったごつごつの体をしている。
何齢かによらず、若齢幼虫から捕食する捕食者もいるが、たいていは終齢幼虫になると捕食されるみたいだ。
緑色になって見つけやすくなるのか、単純に大きくなることで見つかりやすいのか、それとも捕食者にだけわかる
特殊な匂いでも出すのか、見つかる理由は知らない。
終齢に時期を無事に過ごしても、羽化にこぎけられるとは限らない。
大抵の幼虫は「食」の対象となる草木から、蛹化する場所へ移動する。
アゲハチョウのように柑橘系を餌としていた幼虫がいつまでも柑橘系の木に止まっていると、
幼虫を探しに来た捕食者に容易に見つかってしまうからだろうか、長く過ごした木を離れ、
蛹化場所を探す旅に出る。
近くに良い場所がないと歩き回ることになり、人工的な環境では見つかりやすい。
無事に蛹になる場所を見つけたとしても先はまだ長い。
蝶のように、卵、幼虫、蛹、を経て成虫になる「完全変態」の虫は体の構造を大きく変化させる蛹の時期は
ただひたすらじっとしているから、逃げたり隠れたりできない。
つまり、捕食者に見つかったらおしまい。
蛹になる直前の段階、前蛹を経て、体内の余分な水分や老廃物を排泄し、最後の脱皮をして蛹になる。
やっとのことで成虫になったとしても寿命は短い。
「八日目の蝉」と言う映画があった。
劇中に蝉は出てこないが、蝉の寿命はおおむね一週間と言われ、8日目には知り合いは誰もいなくなると
言うことを物語の比喩として使っている。
6年も7年も地中にいたやっと羽化したら一週間って悲しい運命だと思いませんか。
実際には2週間とか、1か月とか生きるらしい(実験した小学生がいる)が、それほど長い時間をかけて
わずかな成虫の時期を過ごすのなんて何のために生きているのか
と思ったりする。
しかし、すべての生物が子孫を残して死んでいくために生きているとしたら、幼虫の時期が実は昆虫の人生(虫生)で、
成虫は子孫への警鐘と死出の旅路のための姿なのではないかとすら思う。
今日もまた1匹が前蛹になった。
そのかわり、終齢幼虫を新たに2匹見つけた。
1匹は手で確保。
1匹は枝ごと確保した。
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