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死んでから勲章に?

2005-06-10 12:02:57 | スポーツ
故二子山親方に従五位旭日小綬章を授与 (読売新聞) - goo ニュース

元大関先代貴ノ花(貴乃花とは「の」の字が違うことに注意。貴乃花も貴ノ花だったが後に改名)に勲章を授与すること自体に異議を唱えるわけではない。

しかし、その功を称えるのであればなぜ存命中にあげないか。
功労は存命中も死後も変わらないはずだ。

勲章は基準が判りにくいので国民栄誉賞で考えてみる。
黒沢明からさかのぼってみると、吉田正、渥美清、服部良一、長谷川町子、美空ひばり、植村直己、長谷川一夫、古賀政男。
第1号の王貞治から第15号の高橋尚子までのうち、死んでから授与の人が9人。

志半ばで亡くなられることももちろんある。授与後にさらなる活躍をされることもありえる。
しかし、国民栄誉賞で言えば授与されたすべての人がご存命中に十分その栄誉に値する。

勲章の場合は種類も多く、複数回授与できるようだ。
しかも以前はあったらしい年齢制限も、平成14年8月の閣議決定で「年齢にとらわれることなく速やかに顕彰すること」となっている。

死んでからあげていけないとは言ってない。
(ノーベル賞は死んだらもらえないがそれとは関係ない)
心情的には判ります。

でも、死んだことで功績があがるわけではないでしょう。
本人に判らないところで称えても、無駄とは言わんが、せっかくなら本人に喜んでいただきたい。
ある信条があって拒否したくてもできないしね。

もっと早くやれ、というわけ。
死んだからやおら対応するというのでは疑問です。
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