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車両分類番号、31M

2021-02-06 23:15:07 | 観察
普通車のナンバープレートは上段に地域名と分類番号、下段にかな(またはアルファベット)と連番で構成される。

連番、一連番号は今は希望番号制があるのでも必ずしも順番ではないが、数字4桁で2桁ずつを「-」で結ぶ。
今は「前0」はなく、「・」で表示される。なお、番号に「・」がある場合「-」は使わない。

「かな」は、自家用、事業用、賃貸用(レンタカー)、字光式、米軍用、一時持ち込み用などを識別する。

地域名は、以前は陸運事務所の略称、愛称だったが、ご当地ナンバーが登場して今は多様。
例えば東京でいえば、以前は品川、練馬、足立、多摩の4つだったのが、杉並、板橋、世田谷、江東、葛飾が
加わっている。

さて、いよいよ本題だが、分類番号。
今までは3桁の数字で、最初の1桁は車両の種類や用途を示す。
例えば、「3」は、普通乗用車、「5」は小型乗用車など。
「3」の普通乗用車と言えば「車幅170cm以上」「排気量2000CC以上」「全長470cm以上」の
いずれかで、かつ、定員10人以下のものをいう。いわゆる3ナンバー、5ナンバーと言われるゆえん。

定員11名以上は「2」ナンバーとなる。
バスは「2」ですね。僕らは大型と言ってますけど。
同様に大型貨物(普通貨物車)は「1」、小型貨物は「2」など。

で、3桁の2桁目は、連番だが「希望番号か否か」を示す。
というより、希望番号の場合は「30」から始まって、「98」まで(陸運局によって運用が変わる)割り振られ、
それを使い切ると「10」に戻り、「29」までが使われる。
ちなみに「00」~「09」は希望しないで振られた番号。

希望番号は人によっていろいろなものが選ばれているようだ。
誕生日、姓名のゴロ合わせ(例えば、佐藤=・310、後藤=・510など)で重なりは少ないので、先着順だが、
キリ番と呼ばれる切りのいい数字、例えば「1」「7」「8」「1111」「8888」などは希望する人が多い。
全国一律で抽選になっている。
また、地域によっては「11」「55」「8008」「2525」なども人気で、抽選になっている。

いくら抽選で払い出し数を制限しても希望に偏りがある限り早晩枯渇する事態がやってくる。
従来も地域名を増やしたり、分類番号の桁数を増やしたりして使える番号の数を増やしてきたが、それも限界。
分類番号を4桁にするよりは、2桁目、3桁目にアルファベットを加えようとなったのが2017年で、
実際には2018年から分類番号にアルファベットが使われるようになった。

この付近では昨年から「江東」ナンバーとなったため、当分枯渇はないだろうが、「足立」ナンバーの
足立区・荒川区・江戸川区・墨田区・台東区では枯渇が始まったことになる。


なお、国交省のHPを見ても具体的にどのアルファベットをどのように使っていくかはよくわからない。
実際にナンバーを払い出す陸運局に任されているのかもしれない。

ただ、Oと0やIと1は当然として、Bと8、DとO、Gと6、Sと5など見間違い易い文字は多くあり、
実際には、A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字が使われるようだ。
(「Y」って米軍関係? と思ったあなた、それは「かな」の部分で分類番号ではありません)

3桁目アルファベットが使い来た場合は、2桁目をアルファベットにし、3桁目は数字とする。
さらにそれを使い切ると、2桁目、3桁目をアルファベットにする。
2桁目も10文字全部を割り振るか、少ない文字にするかは陸運局によって異なるらしい。

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