セコムのＣＭ打ち切りへ

セコムのＣＭ、打ち切りへ　「動物を悪く描いた」と抗議(朝日新聞) - goo ニュース

実はこのＣＭ、最初見た時からずいぶんなＣＭだな、と思ってました。

特に電気工事だかなんかで、電柱に登っている人が実は暴漢だなんて、
関連の会社の人は怒んないのかな、と思ってましたが、
やはり不愉快に思う人はいて、抗議したようですね。

ＴＶＣＭの効果はいまだもってやはり絶大で、
だからこそ、高い金を出して、有名タレントを使って、
インパクトのあるＣＭを作ろうとするんでしょうが、
やっていいことと悪いことがあるってことでしょう。

このＣＭは言いたいことは判るけども表現がまずい、
もう少し別の表現方法があるでしょう、ということ。

世の中に悪い奴はいっぱいいるし、本当に身の回りにも危険はある。

１、２、３、４、アルソック、のように、
私たちが頑張るから、みんなは安心していていいよ、
と言い切れないのが現状でしょう。

ひとりひとりに危険を認識してもらい、
わが社も一緒になって安全確保に努力します。

それは判るが、別の表現方法はなかったのか。
スポンサーの幹部も放映前に見たでしょうけど、
「こりゃちょっと問題だよね」って意見はなかったんでしょうか

もっとひどいのもある。
以前ここでも書いたが、ＮＥＣのノートＰＣを投げるやつ。
「ＣＭ見てノートＰＣを投げるバカはいませんよ」
そりゃそうでしょ、いたら大変だ。
でもだからと言ってＣＭでＰＣ投げていいのか。

さらに私が最近気になっているのは、
人々の劣等感につけこんで、サービスや商品を宣言するもの。

特に体臭関係と養毛育毛関係。

本人気にするほど周りは気にしてないって。

それでも、気になる人はやればいいし、
（たとえ、見かけだけであっても）
より爽やかに美しく、より若々しく、より溌剌となりたいのは
自然な欲求だし、それに何も文句はありません。

大抵のＣＭはそういう観点で作られていると思います。

問題は、本人が気にしているのをいいことに、
そこにつけこんだようなＣＭ。
これは全く気に入りません。

プロダクションの意思ではなく、
スポンサーの意向かもしれませんね。

でも製作側の良識ってもんがあると思いますけど、
作ってしまったら製作側の負けでしょう。