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ジャッキー・ロビンソン・デーとチャドウィック・ボーズマン

2020-08-30 05:22:15 | 野球
MLB初の黒人選手と言われるジャッキー・ロビンソン。
実はMLBの体制が整った1900年以降で初、ということらしく、19世紀に一人いたらしい。

さて、ジャッキー・ロビンソンは1919年生まれ。
若くしてスポーツの才があり、奨学金を得て大学に進学したものの自主退学し、スポーツ指導者などをしていた。
WW2では徴兵され軍のスポーツコーチなどを務めた後、1945年にニグロ・リーグのチームに入団した。

その後、LAD(当時の本拠地はニューヨーク)傘下のマイナー・リーグのチームに移籍、1946年のリーグ優勝に貢献する。
1947年、メジャー昇格。
いまだMLBでは黒人排斥意識の強い中、LADでも活躍し、初の新人王(1947年より制定)を受賞。
1949年には、首位打者、盗塁王、MVPを受賞している。
1956年のシーズン終了後、移籍の話に対し、LAD一筋を貫いて引退した。

1972年、53歳でその生涯を閉じた。
1997年、彼の背番号であった「42」がリーグ全体の永久欠番となり、それ以前から42を付けていた選手のみが
継続して着用を認められ、2013年に引退したNYYのマリアーノ・リベラが最後の背番号42の選手となった。
(現在はプロアマ含めすべての野球チームの永久欠番となっているそうだ)

彼の功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソン・デー」が設定されたのは2004年。
2007年には希望する選手、そして2009年からは全選手、全監督、コーチ、審判が背番号42を付けて出場することになった。
MLBでは記念日に特別なユニフォームを着用することがある。
全リーグで行われるものは5つの記念日があり、このほかに、父の日、母の日、メモリアル・デー、独立記念日。
2013年には映画「42」が作られた。
なお、ジャッキー・ロビンソン・デーは4月15日だが、今年は8/28に移動している。

さて、タイトルのチャドウィック・ボーズマンだが、「42」でジャッキー・ロビンソンを演じている。
個人的には「ブラックパンサー」や「アベンジャーズ」シリーズでのティ・チャラことブラックパンサー役が印象だが、
奇しくも、移動された今年の「ジャッキー・ロビンソン・デー」当日に亡くなっている。
2016年に大腸がんが発覚、治療を続けながら映画出演をこなしていたが、病状が悪化、ついに帰らぬ人となった。
享年43歳。

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