（多分）ルリカミキリとハラビロヘリカメムシ

変な虫がアリにやられている、というので見に行った。

最初見つけたときはアリに攻撃されながらも触角を動かしていたらしいが、
私が見たときはもう動いていなかった。

アリに攻撃され、植木鉢の向こうに連れ去られる一連の組写真。
アップ。


甲虫。
最初はハムシの仲間かな、と思ったが、大抵のハムシは体がここまで細くない。（極端に細長いのもいるが）
写真の虫は頭、胸、腹の幅がほぼ同じ。

ハンミョウ、ハムシ、ジョウカイボン、いずれも違う。
と、するとひょっとして、小型のカミキリムシ？
頭と胸がオレンジで鞘翅（または翅鞘とよばれる前翅が変化したもの）は鮮やかな青で、触角は黒い。
図鑑を見る限り「ルリカミキリ」が最も近い。

ここではルリカミキリとしておこう。

さて、アリに攻撃されているルリカミキリを少し離れてじっと見ているやつがいる。
それはこれだ。


小さくて地味な色。肉眼で見たときはクモ、ハエトリグモの仲間かと思った。

しかし、写真をよく見るとカメムシの特徴を表している。


直ぐ近くをアリが通るが、カメムシには目もくれず通り過ぎていく。臭いのか。

カメムシは不完全変態で、蛹にならない。
幼虫は成虫の小型版だが、バッタなどと違い別の虫かと思うぐらい色、模様、形が大きく変化するので、
成虫でなかったら何カメムシかはよくわからなくなってしまう。

とりあえず成虫だと仮定して、色、形、模様、また、こいつは触角の先端が膨らんで色違いになっているので、
それらをもとに調べると「ハラビロヘリカメムシ」が最も近い。