2014/2/4、109シネマズ木場。
スクリーン2。
良い席(エクゼクティブシート、カード会員は通常料金)は中央通路の後ろ2列目と3列目。
もう1列前でもよかったのに。
**
レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、
クリスティン・ミリオッティ、カイル・チャンドラー、
ジャン・ドゥジャルダン、ジュン・ファブロー、マシュー・マコノヒー。
*
ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は
ウォール街の投資顧問会社、LFロスチャイルドに入社する。
自身はまだ取引仲介の資格を持っていないため、まずは電話番。
最初の上司のハンナ(マシュー・マコノヒー)は凄腕でちょっとぶっ飛んだ証券マン。
ジョーダンはここで熱心に働き、腕を磨き、やっと資格を取って
意気揚々と出社したその日こそ、1987年10月19日。
よりによってこの日、株価は大暴落、世にいうブラック・マンデー。
LFロスチャイルドはあっさりつぶれてしまう。
新聞広告で倉庫番でもやろうかと言うジョーダンに妻のテレサ(クリスティン・ミリオッティ)は大反対、
証券マン募集の小さい広告にジョーダンが行ってみた先はとても証券会社と思えないインチキ臭い会社。
50%のマージンで怪しいペニー株(極端に安いクズ株、ボロ株)を素人相手に売る。
ここで才能を発揮するジョーダンはあっという間にクズ株を大量に売りさばき、
月何万ドルも稼ぐようになる。
ジョーダンは同じ安アパートに住んでいるというドニー・アゾフ(ジョナ・ヒル)を部下にし、
会社を興し、20人ほどの社員を雇ってペニー株を売って儲ける。
ジョーダンは金持ちから金をかすめ取ることにし、会社を「ストラトン・オークモント」と名付け、
独特の話術で金持ちを投資に引きずり込むことで、商売を広げていく。
この後、暫くジョーダンの業容は大いに拡大するが、
自身はドラッグ、女におぼれ、浮気、離婚、再婚をする。
商売は違法すれすれではなく、違法行為も含めて派手にやり大儲け。
やがて当局の怒りを買い、自身のバブルがはじけ飛ぶ。
*
才はあったのに、違法行為に手を染めて、やがてすべてを失ったバカな男の物語。
ディカプリオの熱演、いかれっぷりは見事だが、もとより共感できないし、
ドキドキもハラハラもない。
ゴールデン・グローブ賞で「ミュージカル・コメディ部門」に入った理由が分かる。
観客に語りかけたり、心の声を聞かせたり、の演出はそれなりに面白かった。
*
実在の株のブローカー、ジョーダン・ベルフォートの伝記をもとにした映画。
監督はマーティン・スコセッシ。
現実では顧客に全体で2億ドル以上の損害を与え、1億ドル以上を弁済する判決を受けている。
著書やこの映画の利益なども弁済にあてられ、1千万ドル以上を返しているもまだ残りは膨大。
ディカプリオ扮するジョーダン・ベルフォートが、出所後、講演会に出てくるシーンの司会者が、
本物のジョーダン・ベルフォートその人らしい。
服役後、講演などで食っていく点など、台詞でも出てくるが
ゲッコー(=ゴードン・ゲッコー、「ウォールストリート」の主人公」を思い出した。
実際の2番目の妻は Naomi Lapaglia ではなく、Nadine Caridi で、
豪華ヨットの名も「Nadine」
スイスの銀行家は「アーティスト」のジャン・デュジャルダン。
*
ジョーダンの父親のセリフで字幕では「報いを受ける」だったかな、
「Chicken comes home to roast」(鶏はローストされるために帰ってくる)
(=ローストチキンにされるのがわかっていながら)、だと思っていたら
「Chickens come home to roost」(鶏は止まり木に止まるために帰宅する)
(=ねぐらに戻る)だった。
「Curses, like chickens, come home to roost」
(呪いは、鶏みたいに、ねぐらに戻ってくる=自分に返るの意)
因果応報、自業自得とも訳されるが、「人を呪わば穴二つ」の方が近いか。
スクリーン2。
良い席(エクゼクティブシート、カード会員は通常料金)は中央通路の後ろ2列目と3列目。
もう1列前でもよかったのに。
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レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、
クリスティン・ミリオッティ、カイル・チャンドラー、
ジャン・ドゥジャルダン、ジュン・ファブロー、マシュー・マコノヒー。
*
ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は
ウォール街の投資顧問会社、LFロスチャイルドに入社する。
自身はまだ取引仲介の資格を持っていないため、まずは電話番。
最初の上司のハンナ(マシュー・マコノヒー)は凄腕でちょっとぶっ飛んだ証券マン。
ジョーダンはここで熱心に働き、腕を磨き、やっと資格を取って
意気揚々と出社したその日こそ、1987年10月19日。
よりによってこの日、株価は大暴落、世にいうブラック・マンデー。
LFロスチャイルドはあっさりつぶれてしまう。
新聞広告で倉庫番でもやろうかと言うジョーダンに妻のテレサ(クリスティン・ミリオッティ)は大反対、
証券マン募集の小さい広告にジョーダンが行ってみた先はとても証券会社と思えないインチキ臭い会社。
50%のマージンで怪しいペニー株(極端に安いクズ株、ボロ株)を素人相手に売る。
ここで才能を発揮するジョーダンはあっという間にクズ株を大量に売りさばき、
月何万ドルも稼ぐようになる。
ジョーダンは同じ安アパートに住んでいるというドニー・アゾフ(ジョナ・ヒル)を部下にし、
会社を興し、20人ほどの社員を雇ってペニー株を売って儲ける。
ジョーダンは金持ちから金をかすめ取ることにし、会社を「ストラトン・オークモント」と名付け、
独特の話術で金持ちを投資に引きずり込むことで、商売を広げていく。
この後、暫くジョーダンの業容は大いに拡大するが、
自身はドラッグ、女におぼれ、浮気、離婚、再婚をする。
商売は違法すれすれではなく、違法行為も含めて派手にやり大儲け。
やがて当局の怒りを買い、自身のバブルがはじけ飛ぶ。
*
才はあったのに、違法行為に手を染めて、やがてすべてを失ったバカな男の物語。
ディカプリオの熱演、いかれっぷりは見事だが、もとより共感できないし、
ドキドキもハラハラもない。
ゴールデン・グローブ賞で「ミュージカル・コメディ部門」に入った理由が分かる。
観客に語りかけたり、心の声を聞かせたり、の演出はそれなりに面白かった。
*
実在の株のブローカー、ジョーダン・ベルフォートの伝記をもとにした映画。
監督はマーティン・スコセッシ。
現実では顧客に全体で2億ドル以上の損害を与え、1億ドル以上を弁済する判決を受けている。
著書やこの映画の利益なども弁済にあてられ、1千万ドル以上を返しているもまだ残りは膨大。
ディカプリオ扮するジョーダン・ベルフォートが、出所後、講演会に出てくるシーンの司会者が、
本物のジョーダン・ベルフォートその人らしい。
服役後、講演などで食っていく点など、台詞でも出てくるが
ゲッコー(=ゴードン・ゲッコー、「ウォールストリート」の主人公」を思い出した。
実際の2番目の妻は Naomi Lapaglia ではなく、Nadine Caridi で、
豪華ヨットの名も「Nadine」
スイスの銀行家は「アーティスト」のジャン・デュジャルダン。
*
ジョーダンの父親のセリフで字幕では「報いを受ける」だったかな、
「Chicken comes home to roast」(鶏はローストされるために帰ってくる)
(=ローストチキンにされるのがわかっていながら)、だと思っていたら
「Chickens come home to roost」(鶏は止まり木に止まるために帰宅する)
(=ねぐらに戻る)だった。
「Curses, like chickens, come home to roost」
(呪いは、鶏みたいに、ねぐらに戻ってくる=自分に返るの意)
因果応報、自業自得とも訳されるが、「人を呪わば穴二つ」の方が近いか。
もっとも『俺たちに明日はない』のボニーとクライドのようです。あるいは、悪名高いギャングならアル・カポネもある意味のヒーローと見做されたりしていますね。
ゴードン・ゲッコーだってもう少し倫理観があったように思います。
まあ、講演会で稼いだ金もかなりの部分が賠償金に充てられるようだから良いですけど。