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江東区のコロナワクチン予約明日から

2021-05-05 16:27:23 | 闘病・治療
先日来た区報に「新型コロナウィルスワクチン接種」の情報が載っていた。

区報の記事だけだと、ああ始まるんだな、やっとだな、ぐらいにしか思わないが、
少し視点を変えてみる。

まずは65歳以上の高齢者の集団接種で、5/16からの3週間で26400人が摂取できる。
予約期間は明日5/6から、5/16までで予約可能日、つまり接種できる日は
5/16~6/5の3週間。
ただし、予約はそれで終わりではなく、5/17以降も可能で予約日と予約可能日(接種予約日)は
5/16までの期間と重なっている。

最初は期間を区切って予約できるようにするが、それ以降は随時予約可能と一緒だ。
ただ、最初の予約受付期間で6/5までのキャパは埋まってしまうだろうから、5/17以降の予約は
予約可能期間の最終日ぐらいしか空いてないだろうとは思う。

さて、26400人が多いのか少ないのか。
江東区のHPによれば、2021/4/1現在の区の人口構成で65歳以上は112857人。

今後はワクチンの供給が増え、医師団の増強も行われ、区内の病院診療所などでの個別接種も始まるから
ずっと3週間で2640人と言うことではないだろうが、仮に当面は今のペースで接種が進むとすれば、

112857人は26400人のおよそ4.3倍。
単純計算で12.8週間、つまり3か月強かかり、到底6月末には終わらない。

一方、16歳以上の人口は455786人。
26400人で割ると17倍以上で51.8週間、ほぼ1年間となる。
しかもこれは1回目の接種に係る期間で、2回目のワクチン、医師、接種会場などの物量は計算に入っていない。

仮に国の言うように9月末までに接種完了させるとなると、相当の加速が必要になってくる。
全ての医療を止めてワクチン接種に特化するというわけにもいかないから相当厳しいと言わざるを得ない。
短期間のワクチン大量摂取はインフルエンザなどでもある程度の経験はあるだろうが心配にはなる。
区や医師団の奮闘をお願いするしかない。

ところで同時に心配になるのが、通常医療への影響だ。
緊急を要しない手術などは後ろ倒しにするらしいが、重症でなくても経過観察や定期的な検診での通院はどうだろう。
集団接種の時はそれほど影響はないかもしれないが、病院、診療所などでの個別接種が始まって、各医療機関が
てんやわんやになり、通常医療、通常診療が後回しにならないか心配している。


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