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試写会「鳳凰わが愛」 完成披露試写会@ル・テアトル銀座

2007-09-26 15:12:53 | 映画感想
9/25、ル・テアトル銀座での開催。

会場運営のまずさについては別に書いた。

ここからは、試写会の模様と感想。

18時30分の定刻を10分ほど過ぎて、襟川クロが左手より登壇。
完成披露試写会ということでマスコミも来ていた
(TVカメラ大3台、ハンディ1台、スチルカメラ多数)

登壇したのは、プロデューサー兼主演の中井貴一、
主演の苗圃(ミャオ・プー)、監督の金琛(ジヌ・チェヌ)
音楽担当S.E.N.S.の勝木ゆかり。

途中から花束のプレゼンターとして田中麗奈も参加。

中井貴一はプロデュース業がいかに大変か、
いかに我慢を強いられるかを熱弁していた。

毎度、襟川クロのテキトークで、
これから映画を見るというのに「次回作は?」もないだろうけど、
もう少しこの映画に突っ込んでほしかったなあ。

この映画については、みんな口をそろえて
「地味な映画ではあるが、心に残る作品である」と語った。

フォトセッションも含め、およそ30分の舞台あいさつの後、
本編の上映と相成った。

***

舞台は1917年(1918年?)の中国。
恋人と映画を見に来ていた劉浪(=リュウ・ラン、中井貴一)は、
後ろの席の痴漢に激怒、彼に重傷を負わせ、15年の刑に処せられる。

中国北東部の刑務所、そこは男女の受刑者が入っていた(もちろん、房は別)
そこでは、受刑者は番号で呼ばれる。
リュウ(中井貴一)は407号。

また、旦那殺しで死刑になりながら、妊娠を理由に減刑された、
女囚309号、周紅(=ホン、苗圃)がいた。

リュウの恋人は1出所を待ちリュウの母と共に暮らすというが、
ほどなくして、知人に辱めを受け自殺する。

訃報を聞いたリュウは荒れ狂い、脱走を試みるが失敗。
騒ぎに乗じてホンも自殺を試みるが失敗。
この瞬間に2人の数奇な運命が交錯する。

リュウはたびたび刑務所内でも諍いを起こし、
刑期がどんどん伸びていく。

懲罰を受ける度にリュウとホンは心を通わせるようになる。

時代は下り、国民党政権、日本軍の侵略、満州国による統治、
再び国民党、そして中国共産党と、政権が変わるたびに、
刑務所にもその影響がやってくる。

そして30年以上にわたって、政治に翻弄されながら、
運命の糸を紡いでいったリュウとホンを待ち受けていたものは、、。

***

公式ホームページには、もっと詳しいストーリーが載っています。
90%書いてある、と言っても過言ではない。

中井貴一は、小さい頃事故で母を亡くした日本人。
この事故がストーリーの結末を暗示している。

公式ページによれば、中井貴一は、
>主演俳優として全編中国語のセリフをマスターするだけでなく
とある。

最初寡黙でセリフがないので、全編これで行くのか、と思ったら、
ちゃんと中国語のセリフはありました。

でもどう見ても(聞いても)吹き替えです。
あれが本人の声なら、私の耳は相当いい加減だということになります。

映画自体は派手さはもちろんないし、地味で淡々と進む。

それ自体を持って否定的な感想を言うわけではないが、
TVのメロドラマの思い出の場面を特集したみたいで、
「連綿と続く愛の物語」というよりは「ショートコント集」
と言った感じでした。


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