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フィールドデイコンテストとEスポ

2005-08-07 16:19:07 | 趣味
アマチュア無線の話です。解説とあわせてお読みください。

*** 本文 ***

昨日今日とフィールドデーコンテストがあった。

固定で1エリアから3時間ほど参加。

午前から午後にかけてEスポが発生し、6メーターバンドで普段聞こえない6エリアが開け、
長崎、福岡との交信ができた。
沖縄もずっと入感していたが、相手がパイルになっていて、結局呼んでもらえなかった。

*** 解説 ***

>昨日今日とフィールドデーコンテストがあった。
日本アマチュア無線連盟(JARL)の主催するコンテストのひとつ。
毎年、8月の第1土夜から日にかけて連続18時間で行われる。
アマチュア無線のコンテストとは、どれだけ多くのアマチュア無線局と交信できるかを競う。
多くの都道府県と交信した方が得点が高い。

>固定で
フィールドデーコンテストと言うくらいだから、フィールド=野外で交信する
(移動局と言う)ことが主眼だが、自分ち(固定局と言う)からでも参加できる。
今回は自分ちから交信した。
自分ちから交信することを「固定で」と言う。

>1エリアから
日本を10の地域(エリア、電波法上の管理区分)に区分けした関東地域のこと。

>3時間ほど参加。
コンテストによって開催時間は異なる。
今回は連続18時間の開催時間のうち、3時間だけ参加。

>午前から午後にかけてEスポが発生し、
Eスポとは、スポラディックE層の俗称で、
地上100キロほどの電離層のE層と呼ぶところに異常が発生し、
普段は通過する電波を反射することにより異常伝播が起こる現象。
原因はよく判っていないが、今日のように暑い日に起こることが多い。

>6メーターバンドで
アマチュア無線の使用できる周波数のひとつで、50MHz帯のこと。
波長でいえば6mになるので6メーターバンドともいう。

>普段聞こえない6エリアが開け、長崎、福岡との交信ができた。
先ほど関東地域から交信したと書いたが、普段は、50MHz帯では
出力にもよるが、200~300キロくらいしか電波が届かない。
東京からだと静岡、長野、福島あたりになる。
開けるとは(Eスポで)電波が届くようになること
6エリアは、九州沖縄地区のこと。
東京から福岡は1100キロくらい、長崎は1200キロくらい離れている。

>沖縄もずっと入感していたが、
沖縄は東京から2千キロある。
入感とは、相手の無線局の電波がこちらの無線機に届くこと、

>相手がパイルになっていて、
パイルとは、パイルアップの略で、
大勢の人が交信したくて、呼びかけをすること、
交信する都道府県の数が成績に影響するし、沖縄は珍しいので、
みんなが交信したがった。

>結局呼んでもらえなかった。
いろんな局とこの沖縄の局が1対1で交信していて、
自分との交信の順番が回ってこなかったということ。
大勢が呼んでいる中から、相手が交信相手を指名するので、
出力が弱かったり、タイミングが悪いと指名してもらえない。
大相撲の稽古みたいな感じ。
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