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映画「フライト」@TOHOシネマズ錦糸町

2013-03-09 11:41:11 | 映画感想
2013/3/7、TOHOシネマズ錦糸町。

シネ・マイレージ・カードの期限切れ更新も兼ねてTOHOシネマズを選択。

今までは館に行かないと更新できなかったシネ・マイレージ・カードだが、
ネットでの更新ができるようになっているそうだ。



デンゼル・ワシントン、ドン・チードル、ケリー・ライリー、ブルース・グリーンウッド



ウィップ・ウィテカー(デンゼル・ワシントン)は航空機パイロット。
搭乗前夜も酒を飲んでCAのカトリーナ(ナディン・ベラスケス)とベッドの中。

その日はあいにくの天候。
二日酔いをコカインでごまかし、激しい雨の中飛び立つこととなった。

乗員乗客合わせて102名の機は、離陸上昇中も乱気流に巻き込まれ大きく揺れる。
副操縦士が心配する中、ウィップは雲の切れ目をうまく利用して、機を安定させる。

揺れているからと乗客にはドリンクサービスを止め、自身は飛行中にもかかわらず、
ジュースにアルコールを混ぜて飲む。

機が安定した後は、操縦を副操縦士に任せ、眠るウィップ。
そろそろ着陸準備をと思ったその時、機は制御不能となり急降下を始める。
機は墜落の危機に陥り、ウィップは落下を防ぐため、機を反転、背面飛行を行う。

墜落は免れたものの、近くの空地に胴体着陸。
激しい衝撃とともにウィップは失神する。



気付いた時は病室。102名のうち、死亡は乗員2名、乗客4名。
死んだ乗員の一人はカトリーナだった。

ウィップは間もなく退院、家のアルコールを捨て、断酒を誓う。

チャーリーからの呼出しがあり、ウィップは弁護士のヒュー(ドン・チードル)と会う。
訝しがるウィップに事故直後に採取した血液からアルコールが検出されたこと、
場合によっては終身刑になる可能性があることが告げられる。

気が滅入るウィップは酒を飲んでは荒れ、反省して断酒を誓うことの繰り返し。

チャーリーとヒューはウィップを査問から救うことを約束するが、
果たして厳しい航空事故調査委員会の査問をクリアーすることはできるのか。

**

飛行機の事故シーンは圧巻。
最初にあの背面飛行から墜落に至るシーンを持ってきて、
その後は精神的に追い詰められていく様子。

デンゼル・ワシントンが出ずっぱりで、自分自身と向き合うまでの葛藤が描かれる。

ただのダメな奴と切り捨てられない感情の起伏と焦燥感、
ほんとの依存症ってあんな感じかな、と思わせる。



ケリー・ライリーは、「ザ・タウン」のクリスタ(ブレーキ・リブリー)と勘違いしたが、
ロバート・ダウニーJr版「シャーロック・ホームズ」のワトソン君の妻だった。



ひとつ気になったこと。

どう聞いても「カトリーナ」と言っているように聞こえたのだが、字幕は「トリーナ」。
鑑賞中は自分の耳がおかしいのかと思っていたが、
IMDBでは役名はKaterina Marquez。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (クマネズミ)
2013-03-19 06:29:32
お早うございます。
本作におけるデンゼル・ワシントンのアルコール依存症の演技は凄く、まさに「ほんとの依存症ってあんな感じかな、と思わせる」ものでした。
ただ、何度かコカインを吸引する場面が描かれていましたが、日本だったらアルコールよりも麻薬取締法違反の方がずっと重大視されると思われるところ、航空事故調査委員会ではあまり関心がなさそうなのは不思議な気がしました。
返信する
クマネズミさんへ (KGR)
2013-03-19 10:56:25
こちらこそコメントありがとうございます。

コカイン吸引シーンは確かに気になりました。

CGなのか、龍角散なのか知りませんが、
演技とはいえ、鼻で粉を吸うのはまずいでしょ、
と思いました。
返信する
こんにちは (maki)
2013-08-01 09:09:50
デンゼル・ワシントンさんのアルコール依存症の演技は素晴らしかったですね
ほんと、ウィップという人物が嫌になるくらい巧かったですよね
それだけじゃなくてドラッグもやっていてそれでシャンとしてるというのは、やはりパイロットという人命優先の仕事を持つものとして、人間として、失格だと思います
ラストで自分から更正の心をもっていてよかった
トリーナに自分の罪をきせて死人に口なし状態になって終わってたら、ほんと最悪な映画だったと思いますですよ
返信する
makiさんへ (KGR)
2013-08-01 11:31:42
殆ど無罪になりかけて、真実を語る寸前に
「Help me God.」とつぶやくのが印象的でした。
返信する

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