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「ミステリと言う勿れ」第7巻

2022-01-13 11:25:11 | 本、コミック、雑誌、書籍
ついにTVドラマ版が始まりました。
久能整を菅田将暉が演じることはかなり前から宣伝されていましたが、そのほかのキャストは知りませんでした。

雰囲気が違うとか違わないとか、いろいろ言われてもいるようですが、総じてコミックの方が華奢。
池本や風呂光、青砥などの主要登場人物、どちらかというとレギュラーメンバーですが、コミックはもっと細い。
コミックとTVドラマは別物なので、無理やり合わせる必要もない。
それでも気になっているのは我路とライカ。
まだ、ライカは出てきていませんが、どうなるでしょうか。

(ガロの永山瑛太はまだいいとして、ライカの門脇麦は謎の女って感じがしないなぁ)



episode 10 嵐のアイビー・ハウス

恩師の最愛の女性の命日に墓参りをする久能整。
恩師である天達先生と会い、別荘での手伝いバイトに誘われる。
そのころ、大隣署では池本、風呂光らが雑談する中で青砥は最近ストーカー殺人が多いと嘆く。
(ここんとこ伏線)

久能は天達の車に同乗して別荘に向かう。
思ったより大きな別荘に驚く久能。
別荘には既に久能の同級生、相良レン、天達の旧知で山男の橘高(きったか)、別荘の持ち主の蔦(つた)がいた。

さらに蔦(通称:アイビー)がネットで知り合ったと言うデラとパンが合流。
これから謎解きの会を開くと言う。
部屋割りの後、しばし雑談。
相良は質問魔でメモ魔。名前が覚えられないからとノートに似顔絵とあだ名をつけてメモっている。

食事を済ませ、いよいよ謎解きの会が始まる。
橘高が思わせぶりなお題を出し、蔦が本題に入る。

5年前、この別荘に住んでいた夫婦のうち女性がベランダから落下して死んだ。
事故として片付けられたが、夫は事件を疑っている。
別荘内にあるヒントを手掛かりに犯人を推理する、のが今回のテーマ。

久能は相良と組んで別荘内を散策。
押し花、壁にかけられた何枚かの花の絵、無造作に散らかっている本と、それに挟まれた意味深な栞。

捜索は進まず、蔦が記念のワインを開けよう、というと久能は「そのワインは飲まない方が良い」と言い出した。



episode 10-2 嘘をできるだけ

久能はワインに毒が入っている可能性があると言い出した。
久能は、奥さんが亡くなったと言う別荘の夫婦とは蔦とその亡き妻のことだと言い、押し花や絵や栞から
妻は夫の束縛から逃れようとして転落死したが、記念日に夫が飲むであろうワインに毒を仕掛けたと推理した。

蔦は拍手し正解だと言い、謎解きは全部設定したもので、数々のヒントをちりばめたのは自分。
本当は久能ではなくデラとパンに謎解きをしてほしかったと言う。
ワインは昨日買ったもので記念の品ではない、アイビーと呼ばれたこともないなどの種明かしをしたが、
天達もすべてを知っていたようだった。

橘高は実際にこの別荘で死んだのは天達の恋人だった女性でストーカー殺人のようだった。
犯人と思われる人物は臨床心理士だった女性の患者でストーカー化したため、女性を別荘に避難させたが、
何故か居場所がばれ、別荘内で夾竹桃(きょうちくとう)の毒により二人とも死んだと言うことだった。
そんな事件(事故)をネタにするのは良くないと橘高は言ったが、天達は吹っ切れたと言う。

詳しくは語られないが、久能も幼少の頃、親からの虐待にあい、その女性の世話になった過去がある。
その夜は吹雪。みんな思い思いの場所で寝た。

翌朝、久能と相良はせっせと雪かき。

天達は事件の日の様子を思い出し不思議に思ったことなどを話す。
その後みんなで雑談。趣味や好みについて語り合う。

蔦が突然カレーが食べたいと言い出し、久能が作ることになった。
大量の下ごしらえは橘高が手伝ってくれた。

みんなで語り合っている中で橘高が持ち込んだワインを開けようと言うが、久能は再び
「そのワイン、飲まない方が良いと思います」と言い出す。



episode 10-3 嘘を一つだけ

久能はワインに毒が入っているかもしれないといい、この時点ではまだはっきりしていなかった
種明かしを始める。

久能は天達に別荘でのバイトの話の際「一人だけ嘘をつく人がいるから見ててほしい」と言われていた。
久能にはみんな嘘をついているように思えたが、それを「芝居」だと考えると「嘘」とは異なる。
しかし、嘘をついていたのは橘高だったと指摘。発言の矛盾を突く。

相良は逆に「一人だけ嘘をつかないかもしれないから見ててほしい」と言われたと明かす。
「芝居」も「嘘」だと考えれば、橘高だけが嘘ではなく素に戻っていたと指摘。

天達や久能にもさらに矛盾を指摘され、ついに橘高は真相を述べる。
事件の日、女性本人から友人から連絡があったら居場所を教えてほしいと橘高に電話があった。
その後、友人と思われる電話主に場所を教えたが、友人ではなくストーカーだったかもしれないと思い、
別荘に急行したが、既に二人は死亡していた。
橘高は自分のせいだと隠すため事故に偽装したと言うことだった。
天達は昨日の段階で気づいていたが、橘高に自分から言ってほしかったと言った。

これで一件落着とはいかず、デラとパンのターンとなった。
デラは自分たちは最近連続して起こっているストーカー殺人について調べている刑事だと明かす。

デラは奥寺、パンは小麦が本名。
被害者は奥寺と小麦の管轄市内在住者だったが、市外に身を隠していたところを見つかり被害にあっている。
加害者の証言によれば知らない男から被害者の居場所を知らせる電話があり場所を知ったと言う。
橘高は加害者/被害者の情報を知る立場(市役所職員)で、電話記録、持ち物などから教えた人物と指摘。
あっさり事実を認めた橘高。
ここで久能はさらなる推理を展開する。
橘高は別荘の食器類、寝具、スリッパなどは一切使わずごみも捨ててない。
もし残りの人間を夾竹桃の毒で死なせても、故人を偲ぶ人たちの集団自殺としか思われない。
橘高はその場にいなかった、つまり「透明人間」なろうとしていたのではないか。

相良は最近起こった夾竹桃の煙毒による4人死亡事件も調べ直した方が良いと指摘、
刑事たちは応援を呼ぶことになった。



後日。
久能はライカに事件のいきさつを語る。



この事件はこれで終わり。
星座の話はライカとの会話の中で少し出るがそれ以上は深く突っ込まれずに終結する。

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