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この天下り、必ずしも悪くはないのでは

2006-05-31 14:29:29 | Weblog
駐禁取り締まり委託先36法人に警察OB 14法人新規 (朝日新聞) - goo ニュース

単に、天下りはいかん!と怒るのはたやすい。
大体この制度ができたときから天下りの横行は十分予想できた。

だいたい、官が民に新しく業務を委託するのに「自分たちがうまい汁を吸う」
(というといいすぎか)
「自分たちが退官後その中に食い込んでいける」仕組みを考えないわけがない。
パチンコカードなんかはその典型だよね。

官が考えるこの「裏のある仕組み」はノンキャリの天下り先確保よりも、
キャリアがいつまでも上澄みの中で行き続けていくためのものだろう。
たいていのOBは現場に出るでもなく、「元の職場」とのコネのために利用される。
あるいは理事や幹部としてたいした仕事もせず、のうのうと時間を過ごして
期間が過ぎれば退職金をごっそり受け取っていく。
これは絶対許せん。

しかし、今回、OB連は現場に出るようだ。
駐禁取締りは従来警官がやっていたからそれほどトラブルもなくできていたこと。
民間に委託すれば、取り締まりに逆上する輩が出てくるのは目に見えている。

OBとはいえ警察官、それなりの危険には遭遇してきたことだろうから、
対処に長けているでしょう。
最低でも、柔道、剣道、逮捕術などは習得しているはずだから、
実際の取り締まり現場には警察官上がりが多い、と伝わるだけでも効果大。

問題は警察官の天下りそのものではなく、
天下り先を不当に優遇したり、
不当に高い金額で発注したり、
駐禁取締りから犯罪捜査、防犯などに振り向けられる警官の数が少ないことだ。

その辺はきちんと検証してもらわないといけないが、
マスコミよ、一般大衆に受けそうなキーワードで殊更に煽るのだけはやめてくれ。
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