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プリウス、結局リコールへ

2010-02-07 11:22:09 | 映画関連
新型「プリウス」国内全車リコールへ(読売新聞) - goo ニュース

時代の先端を行くトップセラーであるプリウス。
そのブレーキの「不具合」もついにリコールとなってしまった。

これは先の「アクセルが戻らない」現象とは原因も大きく異なるが、
立て続けのリコールにトヨタの信用失墜は免れない。

先のアクセル問題は、部品の不具合であり、かつその部品が外国製であり、
国産部品には不具合のないことなどから、トヨタ車全般の不具合というよりも、
現地生産比率を高める上での「不本意な不具合」の感もなくはなかった。

部品が悪かったからと言って、その部品の不具合というか欠陥を見抜けずに採用した
トヨタ本体に責任がないわけではないし、当初純正でないフロアマットが原因としたことや、
その後の対応のまずさが減免されるわけでもない。

またリコール対象車種がこれだけ大きくなったのも、部品の共通化が大きいわけで、
原価低減の落とし穴と言えるかもしれない。

一方のプリウスの「不具合」は制御プログラムのロジック不良と言っていいだろう。

自動車がコンピューターの塊になっているのはすでにご承知の通りだが、
コンピュータ制御の影響の大きさを改めて思い知らされた。

プログラム不良で大幅な回収、改修となる例としては、記憶にあるものでは、
携帯電話やゲームソフト、DVDなどがあった。

また、社会生活に大きい影響を与える事例としては、
銀行のATM、JRの自動改札、最近では航空管制の不具合などがあった。

いずれも重大ではあるが、直接人命にかかわることはなかった。

しかし、車のブレーキがたとえ一瞬にしろ効かないとなれば、
直接人命にかかわる可能性もあるわけで看過できるものではない。

しかし、いわゆる総合テスト、実地テストの困難さも想像に難くない。

ともすれば人に依存し過酷な労働環境と言われるソフト開発に
もう少し力を入れることも必要かもしれない。
(環境改善、待遇改善、テスト設備に金をかける、テストの時間をかけるなどなど)

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