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移籍阻止の応札第1号か?

2010-11-24 13:59:29 | 野球
米全国紙「岩隈が初めての犠牲者になる」(スポーツニッポン) - goo ニュース

以前から今回のような問題点が指摘されていました。

つまり、高額な入札で交渉権を獲得し、入団交渉は決裂させる、
と、いうか最初から契約するつもりがない。

交渉が決裂すれば移籍金である入札金は払う必要がないので、
「実質ただ」で自分の球団には要らないけど、他球団に取られたくない選手の
移籍が阻止できる、と言うわけです。

実際には契約しましたが、松坂大輔の時もあまりにも高額な入札だったので、
制度を利用(悪用)したヤンキースへの移籍阻止だと言われたものです。

指摘されてはいたけど、そういうことをした球団がなかったのに、
今回が最初の例となるでしょうか。

わざとかどうかの判断は難しいとは思いますが、入団交渉に失敗した場合、
球団側のなんらかのペナルティを課す必要があるかもしれません。

団野村の言うように、最高額入札球団が入団交渉に失敗した場合、
第2位、第3位の球団に交渉権が移るようにすべきかもしれません。

その場合、選手側が次点球団を選択する手段として「わざと」交渉決裂
させる可能性もあり、選手側にもペナルティを考える必要も出てくるでしょう。

いずれにしてもポスティングは入団交渉のための手続きであって、
他球団に取らせないための方策ではないはずです。

しかも、移籍金は払わなくていいんですから、経済効率のいい対抗策です。

現行ルールじゃしょうがないよね、ルール違反じゃなきゃいいんじゃないの、
と考える人もいるでしょう。

しかし、岩隈個人の夢をかなえるためと言うより、
このやり口がMLB全体の利益を損ねると考えれば、
機構は必ず手を打ってくるはずです。

場合によっては交渉期間中に動きがあるかもしれませんね。

これら一連の報道がお互いの駆け引きかもしれないし、今後どうなるかわかりませんが、
もし報道のようにMLB移籍阻止の応札であったとしたら、
少なくともアスレチックスの日本での評判と言うか人気はがた落ちでしょう。

もし事実なら、それらも当然考慮したうえでの判断でしょうけど。

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