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試写会「レッドクリフ PartⅡ」@中野サンプラザ

2009-03-20 16:07:48 | 映画感想
2009/3/19、中野サンプラザでの開催。
開場5分ほど前に到着。
既に一部は入場を始めていた様だが、サンプラザ前の広場は、
入場待ちの人で半分ほど埋まっていた。
意外と少ない?
一階席は7分ほどの入りか。

例によって前から数列目のかなり前方に陣取ったが、
少し見上げる感じとなり、もうちょっと後ろの方がよかったかも知れない。

**

原題は「赤壁(下)決戦天下」
前回も書いたが、「三国志演義」の赤壁の戦いを描いた2部作の後編。

金城武、中村獅童、トニー・レオン、チャン・フォンイー、
チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、リン・チーリン、
などなどキャストも当然続投。

***

劇場公開版では、本編の前にPartⅠのダイジェスト版と言うか
「前説」が入るということだったが、
試写でもざっくりとPartⅠのおさらいがあった。
(劇場版の前説と同じかどうかは不明)

曹操(チャン・フォンイー)に追われた劉備(ヨウ・ヨン)は、
孫権(チャン・チェン)と組んで曹操に反撃することに。
孫権の軍師は大都督、周瑜(トニー・レオン)、劉備の軍師は孔明(金城武)、
ともに相手を認めながらもライバル心を燃やす。

かくして、勢いに乗って南下する曹操軍と、赤壁で迎え撃つ劉備・孫権の連合軍は、
長江を挟んで対峙するのだった。

**

尚香(ヴッキー・チャオ)は、曹操軍に紛れ込み、軍勢の様子を探っていた。
おりしも、曹操軍では周瑜らの推測どおり疫病が流行っていた。

PartⅠの最後に登場した白鳩は、尚香から孔明への密書に使われていた。

疫病の死者は100人を超え、曹操は感染を防ぐため火葬しようとする部下を制し、
死体を船に乗せて対岸の劉備・孫権軍に流す。

曹操の思惑通り、死体から武器や所持品を奪う人々に疫病が感染、
劉備・孫権軍の兵士も多くが疫病に倒れる。

そんな中、何と劉備は連合を持ちかけておきながら、
疲弊を理由に2万の兵を率いて夏口まで撤退してしまう。

諸葛亮は赤壁に残るが、軍勢が減り、武器も少ない孫権軍。
体力増強に余念がない曹操軍、
一方、魚油製作など、武器の確保に注力する孫権軍。

周瑜と孔明は再び策略合戦に出る。
すなわち、矢を3日のうちに10万本集めて見せると言う孔明と、
水軍に長けた蔡瑁と劉(?)を謀殺するとする周瑜。
互いにできなければ相手の首をはねると言う。

孔明は、霧に紛れてわらを仕組んだ船で曹操軍に近づき、
矢を射させてこれをまんまと手に入れる。

一方の周瑜は、降伏を説得に来た旧友(名前失念)に、
蔡瑁らが曹操を裏切って周瑜に協力しているとの偽文書を見せる。
果たして、孔明のわら船作戦に偽文書を信じてしまった曹操は、
蔡瑁らを殺害、周瑜の思惑通りとなった。

曹操、周瑜ともに船に火をつける火計を思いつくが、
風は北西から吹き、曹操軍に追い手となっていた。

圧倒的勢力の曹操軍に、友軍を失った孫謙。
そんな中、小喬(リン・チーリン)が一人曹操の陣地に赴く。

果たして小喬の思惑は、孫権は曹操に勝てるのか。

そして、周瑜は孔明は?
決戦開始は刻々と近づいてくる。

**

「三国志演義」が元にはなっているが、
映画オリジナルのストーリーも組み込まれている。
甘興をはじめ、映画オリジナルキャストが何人かある。
尚香が曹操軍に間者(スパイ)として潜入し、
その危機を何度か救う叔財(トン・ダーウェイ) もそのひとりで、
終盤、戦いの虚しさ、庶民の悲哀を強調する役回りだった。

**

PartⅠでは赤壁の戦いに至る経過説明のような感じで、
曹操軍と劉備・孫権連合軍の1度目の戦いまでだったので展開のとろさが目についたが、
今作は正面からの激突で、テンポもよく、迫力満点だった。
多少原作である「三国志演義」と異なる点はあるが、大した問題ではないし、
映画が長いため、多少だれる部分はあるが、総じて分かりやすく、
PartⅠで不評だった人名が字幕で出ることも少なく、見やすかった。

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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (BROOK)
2009-04-10 18:28:52
たしかに字幕で人名が出ることが少なかったですね。
直にキャラの下に出ていて、分かりやすかったです。

ラスト付近では、孫権が戦いの虚しさを上手く顔で表現していたように思えます。
返信する
はじめまして (あるふぁ007)
2009-04-10 22:21:20
ぼくもレッドクリフPart2観てきました。
ホントに迫力ありましたよね。
でも、あのファイアカタパルトみたいなのが
当時あったのか
見ていてすごく気になりました。
まあ、映画だからいいんですけどね(笑)
返信する
BROOKさんへ (KGR)
2009-04-11 11:14:56
今回は各キャラが結構立っていただけでなく、
うまく絡んでいたように思います。

女性陣の活躍も良かったです。
返信する
あるふぁ007さんへ (KGR)
2009-04-11 11:21:10
コメントありがとうございます。
戦闘シーンは迫力がありました。

Wikiによれば、
赤壁の戦いは208年。
カタパルトが使われ始めたのは、
紀元前400~300年ころの古代ギリシャ
ということなので、ありえたんではないでしょうか。
返信する
いやぁ~ (miyu)
2009-04-11 15:34:31
本当にちゃ~んと見せ場をもってきてくれていて、
面白かったですね~。
確かに長いのだけど、ぎっしりと詰まってた感じで
後半の怒涛のアクションも楽しかったです。
返信する
こんにちは! (kira)
2009-04-11 18:53:46
今回「敵を欺くには~」ってコトで仕方が無いですが劉備(←ユウ・ヨンですよね)は
ちょっと損な役回りでしたね。

メインが女性になったことでの面白さもありましたが、
個人的にはパート1の方が面白かったです♪
返信する
こんばんは~♪ (由香)
2009-04-12 00:49:54
前作がかなり気に入ったので、今回スゴク楽しみにしていましたが、、、イマイチ盛り上がれませんでした~
ちょっと引っ張られ過ぎだったかなぁ~時々冗長に思えるエピソードがあったかも。
でも、2作品を通しての完成度は高いと思います!!長丁場でも続けて2作品観てみたいです♪
返信する
kiraさんへ (KGR)
2009-04-12 11:10:12
コメントありがとうございます。

「ヨウ・ヨン」か「ユウ・ヨン」か、
気になって調べましたが、
公式ページにもパンフにもなく、
Wikiによれば、
尤勇(ヨウ・ヨン または ユウ・ヨン)
とありました。
たぶんその中間くらいなのかも。

返信する
由香さんへ (KGR)
2009-04-12 11:13:49
今ちょっと調べてたら「短縮版」があるそうですね。

バラエティ・ジャパンによれば、
>インターナショナル版は1本にまとめられ、
>上映時間も2時間25分に短縮
だそうです。
返信する
TBありがとうございました (シムウナ)
2009-04-12 15:57:21
TB有難うございました。
中盤からのアクションの見せ場の連続に、時間を
忘れて見入ってしまいました。
前半がもう少し締まってくると最高だったのですが。
しかし、勇気、愛、結束力、信じる心。
胸が熱くなる要素たっぷりの映画でした。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
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