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冤罪、取調べの透明性確保を急げ。

2007-03-05 13:58:57 | Weblog
「『はい』以外言うな」 富山の冤罪男性に取調官(朝日新聞) - goo ニュース

先日の
元県議ら12人全員無罪 鹿児島選挙違反事件で地裁判決(朝日新聞) - goo ニュース
も然り。

警察と検察の暴走が目に余る。

鹿児島の事件は弁護士がしっかりしていて無罪になったから良かったものの、
富山の事件はあまりにもかわいそうで言葉が見つからない。

富山の男性の名誉回復はもちろんだが、処罰もされない警察、検察って、
どうなのって感じですね。
結果はともかく捜査方法は間違っていないってことでしょうからね。

自白が確かな証拠であるためには、
自白の任意性が重要であることは素人でもわかる。

よくTVで社会人教育として合宿訓練の模様を放送したりするが、
中には洗脳に近いと感じるものもある。

最初は反発していた若い社員が次第に大声でスローガンを叫び、
指導者の言いなりになっていく。

ああいう環境条件ですら批判も反発もできなくなっていく。

ましてや、一人っきりで、体格のいい強面の刑事に朝から晩まで詰問され、
脅され、すかされ、夜も日もなく「お前がやった」と言い続けられれば、
この苦しみから逃れたい一心で自白することは十分考えられる。

本当に自分がやったんじゃないか、と思いこんでしまうことさえあると聞く。

とはいえ、事件の90%は実際に刑事の直感通りの筋書きだったとも聞くし、
難事件の解決番組なんかでも捜査が行き詰まった最後はベテラン刑事の勘が、
決め手になったりしているようだ。

それに、たいていの犯人は罪を逃れようと否認するもので、
甘っちょろい追及では真実を話さない、というのも事実でしょう。

だからこそ、
警察の信ずる事件の筋書きが正しいと信じていればいるほど、
自分たちの捜査方法や取調べの正当性を実証するためにも、
取調べの透明性を確保してほしい。

また、延々と同じことばかり聞かれたら実際に知っていることでも、
多少曲がって説明したり、混乱して辻島が合わなくなることも考えられる。

証言の信憑性確保と透明性確保とけして相矛盾しないと考えるがどうか。
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