アブラゼミ

あちこちにアブラゼミが落ちている季節になりました。
落ちているんだか、床で休んでいるんだかわかりませんが、休むにしても炎天下の
日当たりのいいところにいたら直ぐに干からびてしまうこと必至です。

外出していた娘が廊下にセミがいた、といってアブラゼミを連れてきました。
結構元気で、しがみついてビービー鳴くので、木に移すのに一苦労。

とりあえずいつものようにマテバシイにつけておいて、カメラを取りに行き、再び木の傍に行って
撮影しようとした瞬間、じっと鳴いて飛び立ち、手の届かない位置の壁に止まりました。


暫くして見たらいなくなってました。

１時間ほどしてから、バルコニーの床で寛いでいるアブラゼミを発見。
こちらはそれほどうるさくなかったので、マテバシイに連れて行くのはそれほど苦労しませんでした。


すぐに口吻を幹に突き立てて木の汁を吸うことが多いのですが、今日は２匹ともそこまで困っていなかったらしく、
口吻はひっこめたままでした。

同じ個体を見つけただけの可能性もあったのですが、背中の模様が微妙に違うので別個体です。
こちらにはどの程度弱っているのか知る由もありません。
木に止めるところまではできてもしばらくすると落ちてしまい、結局死んでしまうこともありますが、
木の汁を吸ってから飛んで行ってしまうこともあります。
短い命なので、天寿を全うできるといいな、なんて思っています。

なお、セミの寿命は一週間なんて言いますが、それは都市伝説と言うか、俗説で実際にはもう少し長生きのようです。
種類によっても違うようですが、飼育環境下では羽化後２週間から１か月は生きるようです。