マンションの杭のデータ偽装が「全棟建て直し」という
とんでもない結末に向かって進行中です。
2cmのずれの写真が散々報道されましたが、当初の報道じゃ
もともとはずれがどうだったのか何cmだったのかもわからない。
幾ら正確に作っても「製造誤差」なるものはあるわけで、
マンションの棟間に段差があるなんて当然っちゃあ当然で、
2cmのずれだけじゃ、ひどいとも良いともいえない。
最初に比べてどうなったのか、他の場所の段差はどうなのか、
後には報道された部分もあるけど、ひび割れとか躯体全体のずれとか、
歪んでいるのか傾いてきたのか肝心の事が良くわからない。
マスメディアは住民の言うことを表面的に後追いしているだけで、
検証も確認もしてないんじゃないか。
住民がデタラメ言ってるってんじゃないですよ。
実際はどうなのかを取材し、原因を追究し「事実はこうだ」とか、
住民はまだ気づいてないかもしれないが、瑕疵、偽装の類じゃないか、
責任はどこにあるのか、と製造や販売元を追及していくのならまだしも
「ずれてます、大変だ」では、どうもね。
結局は偽装だったわけで、マスメディアの報道のおかげで
事実が分かった点はあると思います。
今までよくあった「傾きはビー玉を転がして」みたいなのはダメだと思ってけど、
最近の報道では「ビー玉では傾きを検証できない」と言ってますね。
ビー玉ではなく水準器を使えってのもあったけど、
水準器じゃその場所が水平かどうかは判りますが、全体として傾いているのか
歪んでいるのかはわかりません。
専門家はレーザー計測器(レーザー墨出器、レベルレーザー)を使ってやるようです。
そういう報道もあった。メディアはそういう方向には気が効くようです。
さて、いろいろいきさつや今後の展開はあるとしてこのニュース当初から
私が素人なりに気になっていたのは「杭打ち」
件のマンションが全体として何階建て全何戸なのか、棟あたりはどうなのかなど
マンション自体の規模もわからないで言うのもなんですが、
見た感じ、数百戸に及ぶ大型マンションで、いくらなんでも杭は打たないだろう、
と思ったから。
杭を打たない、といっても杭がないわけではなく、当然あります。
例えば、うちの近くは元々軟弱地盤で岩盤まで何十mもあるので、
「現場杭」「場所打ち杭」と呼ばれる工法で杭を打ちます。
(杭を「打つ」って言うじゃん、という突込みは置いといて)
工場であらかじめ製造した杭では長さが全然足りない。
(横浜の件では岩盤まで14mぐらいだったかな、なので良いんでしょうけど)
造ろうと思えば40mでも50mでも作れるでしょうが、
そんなものは現場まで運べない。
そこで杭を打つ場所に大きい穴をあけ、そこに工場で作った杭ではなく、
鉄筋枠をはめ込み、それを次々とつないで何十mに及ぶ鉄筋枠にして、
上からコンクリートを流し込む(コンクリを打つ)
こうして直径2mでも3mでも深さは50mでも60mでも
必要な太さと長さの杭が形成されるわけです。
このマンションの建築時は近所から見てました。
(近所の別のマンションにに住んでた)
あくまで素人の見た目ですが、直径1.5m~2m、
深さは1本を10mの鉄筋枠として、それを最低でも3本とか4本とか
いやもっとかも知れませんが、つないでました。
大型のトラックが丸い鉄筋枠を何本も積んで走っているのを
見ることがありますが、あれがその鉄筋枠です。
この近くのマンションは全部そういう工法ですので、今回のような
大型マンションなら基本現場杭、場所打ち杭だと思ってました。
だからあらかじめ工場で作った杭を持ってきて掘ってみたら
予想より岩盤が深くて杭が届かなかった、なんてことはありませんので、
何で杭が短いなんてことがあるの、とか思っていたわけです。
穴を岩盤まで掘らなかったのならありえますけどね。
また打ち込むコンクリートが少なかったとか、不十分だったとか
十分に鉄筋を覆っていないとか、現場杭でも不良はあり得ます。
予想より岩盤が深くても、既成杭を作り直さないで継ぎ足すことは
できないのか、と思いますが、やんなかったのかできないのか。
いずれにしてもこういう工法でこういう作り方をする、
その際、杭は(既成杭にしろ現場杭にしろ)こうやって作り、
こう使うので、どういう場合にどういう不具合が起こる、など
素人にわかるように説明しないと、訳判らない。
なんかすごい大変なことが起きていて素人には対策も対応もしようがない
怖いよねェ、ひどいよね、われわれはなにを信用すればいいの、
としか思えないんですが。
とんでもない結末に向かって進行中です。
2cmのずれの写真が散々報道されましたが、当初の報道じゃ
もともとはずれがどうだったのか何cmだったのかもわからない。
幾ら正確に作っても「製造誤差」なるものはあるわけで、
マンションの棟間に段差があるなんて当然っちゃあ当然で、
2cmのずれだけじゃ、ひどいとも良いともいえない。
最初に比べてどうなったのか、他の場所の段差はどうなのか、
後には報道された部分もあるけど、ひび割れとか躯体全体のずれとか、
歪んでいるのか傾いてきたのか肝心の事が良くわからない。
マスメディアは住民の言うことを表面的に後追いしているだけで、
検証も確認もしてないんじゃないか。
住民がデタラメ言ってるってんじゃないですよ。
実際はどうなのかを取材し、原因を追究し「事実はこうだ」とか、
住民はまだ気づいてないかもしれないが、瑕疵、偽装の類じゃないか、
責任はどこにあるのか、と製造や販売元を追及していくのならまだしも
「ずれてます、大変だ」では、どうもね。
結局は偽装だったわけで、マスメディアの報道のおかげで
事実が分かった点はあると思います。
今までよくあった「傾きはビー玉を転がして」みたいなのはダメだと思ってけど、
最近の報道では「ビー玉では傾きを検証できない」と言ってますね。
ビー玉ではなく水準器を使えってのもあったけど、
水準器じゃその場所が水平かどうかは判りますが、全体として傾いているのか
歪んでいるのかはわかりません。
専門家はレーザー計測器(レーザー墨出器、レベルレーザー)を使ってやるようです。
そういう報道もあった。メディアはそういう方向には気が効くようです。
さて、いろいろいきさつや今後の展開はあるとしてこのニュース当初から
私が素人なりに気になっていたのは「杭打ち」
件のマンションが全体として何階建て全何戸なのか、棟あたりはどうなのかなど
マンション自体の規模もわからないで言うのもなんですが、
見た感じ、数百戸に及ぶ大型マンションで、いくらなんでも杭は打たないだろう、
と思ったから。
杭を打たない、といっても杭がないわけではなく、当然あります。
例えば、うちの近くは元々軟弱地盤で岩盤まで何十mもあるので、
「現場杭」「場所打ち杭」と呼ばれる工法で杭を打ちます。
(杭を「打つ」って言うじゃん、という突込みは置いといて)
工場であらかじめ製造した杭では長さが全然足りない。
(横浜の件では岩盤まで14mぐらいだったかな、なので良いんでしょうけど)
造ろうと思えば40mでも50mでも作れるでしょうが、
そんなものは現場まで運べない。
そこで杭を打つ場所に大きい穴をあけ、そこに工場で作った杭ではなく、
鉄筋枠をはめ込み、それを次々とつないで何十mに及ぶ鉄筋枠にして、
上からコンクリートを流し込む(コンクリを打つ)
こうして直径2mでも3mでも深さは50mでも60mでも
必要な太さと長さの杭が形成されるわけです。
このマンションの建築時は近所から見てました。
(近所の別のマンションにに住んでた)
あくまで素人の見た目ですが、直径1.5m~2m、
深さは1本を10mの鉄筋枠として、それを最低でも3本とか4本とか
いやもっとかも知れませんが、つないでました。
大型のトラックが丸い鉄筋枠を何本も積んで走っているのを
見ることがありますが、あれがその鉄筋枠です。
この近くのマンションは全部そういう工法ですので、今回のような
大型マンションなら基本現場杭、場所打ち杭だと思ってました。
だからあらかじめ工場で作った杭を持ってきて掘ってみたら
予想より岩盤が深くて杭が届かなかった、なんてことはありませんので、
何で杭が短いなんてことがあるの、とか思っていたわけです。
穴を岩盤まで掘らなかったのならありえますけどね。
また打ち込むコンクリートが少なかったとか、不十分だったとか
十分に鉄筋を覆っていないとか、現場杭でも不良はあり得ます。
予想より岩盤が深くても、既成杭を作り直さないで継ぎ足すことは
できないのか、と思いますが、やんなかったのかできないのか。
いずれにしてもこういう工法でこういう作り方をする、
その際、杭は(既成杭にしろ現場杭にしろ)こうやって作り、
こう使うので、どういう場合にどういう不具合が起こる、など
素人にわかるように説明しないと、訳判らない。
なんかすごい大変なことが起きていて素人には対策も対応もしようがない
怖いよねェ、ひどいよね、われわれはなにを信用すればいいの、
としか思えないんですが。
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