ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

増量して値上げ

2014-12-14 21:54:22 | 政治経済
最近メディアなどで多くの「値上げ」のニュースが伝えられている。

メーカーや販社が値上げをする場合、売り上げの落ち込みを防ぐため、
消費者にあまりインパクトを与えない工夫をすることが多い、
というか、普通そうやるだろうな、と思う。

例えば、容量を少し減らして値上げ幅を縮小するとか、価格を据え置くとか、
思いっきり少量(例えば半分)にして、価格も下げる。
いずれも値上げはしているものの、値上がり感を緩和する。

ところが、先日イオンのキッチンタオルでは、増量して値上げし、
実質価格を据え置く手法をとっているのでちょっとびっくり。

大昔から比べると多分容量は少しずつ減っていっていたのではないかと思う。
上にあげた、値上がり感を薄めるやり口だ。

直近で言うと、50カットで148円だった。
それが、突然221円!に値上がり。

実に1.5倍!。
目玉商品の鶏卵(97円が149円)に匹敵する値上がり率。

ところがよく見ると、容量の部分が赤く表示されている。


従来50カットだったものを1.5倍の75カットにし
価格も1.5倍にした、というわけ。


おそらくは大容量の方が単位当たりの原価は下がる。
原価の上昇を増量によって相殺し、値上がりを避けるやり方。

同様の手法をティッシュペーパーなどでもやってくれないかな。
従来は大衆価格のティッシュペーパーは200組、400枚が普通だった。

それが、徐々に組数の少ない商品が現れ、いまや160組が普通。

160組5箱で200円(目玉商品)でも200組なら250円に相当する。
薄型の箱になって以来、箱の厚みは大して変わっていないから、
200組にして250円で売ってくれって気がしますね。
本当はメーカーもそうしたいんじゃないのかな。

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