ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

ゾエア、メガロバ、フィロソーマ

2020-03-05 21:40:38 | 観察
シラス、ちりめんじゃこ、地域や調理の仕方によっても名前が変わるようだが、
海産としては主にカタクチイワシの稚魚。

たまにというか、よく他の種類の魚や甲殻類が混ざっている。
甲殻類は茹でると赤くなるので、白いシラスの中にあればすぐに見つかる。

今回買った釜揚げシラスには他の種はほとんど含まれていなかったが、赤い色があったので取り出してみた。


カニの幼生。
ミジンコのようなゾエアの時期を過ぎて、一応カニっぽくはなってくるのがメガロバ。
まだ腹部は腹側に閉じておらず、しっぽのように伸びている。

拡大してみると、カニのはさみが見て取れる。


足はカニっぽい。腹側がしっぽのように伸びているのもはっきりわかる。


ほかにもいないかなと探っていると、赤いものは見つからなかったが、白い変なものが見つかった。
それがこれ。


黒い突起状の目があるし、何かの幼生であることは間違いない。
まず思ったのは、なんでこんなに平べったいのか。
プレスされたみたい。
釜揚げシラスにする途中でプレスされたのはおかしいし、どうしてこんな姿に・・・・

答えは簡単。もともとそういう形だった。
その形から葉状幼生とも呼ばれるエビのフィロソーマ。

サイズ的には結構でかい。左下がカニ。


3cmぐらいまでは脱皮して成長しつつもこの形で行くらしい。
そこから脱皮すると急に親エビの形にそっくりで透明なプエルルス幼生、別名ガラスエビの状態になるとのこと。

エビの幼生で検索したところ、一発でそっくりの画像が見つかった。
それは高級食材の「セミエピ」
フィロソーマもエビによって形がだいぶ違うようだから、これはセミエピのフィロソーマで間違いないでしょう。

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