峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

モルちゃん 1

2006年08月09日 15時03分45秒 | 自作品
再びネタ帖から。
この絵は、1995年(平成7年) の8月16日に描いたものです。

このしばらく前、当時3~4歳だった次男の次之介 (仮名) が、茶の間でダンボールに入っていました。
そのとき私が何かのことで怒ったと思うのですが、次男は目をパチパチさせて言いました。

次之介 「おら、次之介じゃないよ。モルだよ」
 私   「なによ、それ。モルって、モルモットのこと?」
次之介 「そうだよ」
 私   「なんでモルモットがうちにいるのよ」
次之介 「お母さんに捨てられたの」

話していくうちに、いたずらばかりしていたために、お母さんにダンボールに入れられて捨てられたということがわかりました。

それからずっと、モルはしょっちゅう出現してました。
とくに次男を怒ったときに、モルにすり替わっていたことが多いような気がします。

コタツのこっちから入って向こうに出たときに、次之介からモルへ。
向こうからこっちに出たときに、モルから次之介へと変わっていたこともあります。
いえ、見た目は変わらないのですが、目をパチパチさせながら 「モルだよ」 とか 普通の目で「次之介だよ」 と自己申告していたので、間違いありません。

ただ、それがこの絵を描く前の3歳の頃の冬なのか、このあとの4歳の冬かは はっきり覚えていません。
少なくとも半年以上はモルが存在していたのは確かなようです。

モルは最初に現れたいたずらっ子のモルだけではありませんでした。
次々と、違うモルが現れました。

明日から、それらのモルをご紹介します。

なお、ノートには、今日のトップ画像の横に下記のような説明が書いてあります。


【 普通モル 】
いたずらっ子で、何度も母親に捨てられている。 
ヒゲをひっぱると 「ウンギャー」 と泣く。




下の画像は次之介。



【 次之介 】
モルたちとそっくりなはずだけど、絵にするとちょっと違うなあ。




前の記事、『高橋まゆみ ~創作人形の世界~』 に今日の追記があります。