田切通信

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ドングリコーヒーを作るのだ その1

2024-09-26 08:11:59 | グルメ

 先般のMVGで使った天幕整備のために、近所の公園で幕を仮張して乾燥作業をした際の事です。周りに生えている木にたくさんのドングリが生っているのを見つけました。

 

 天幕の後ろの木には樫の木の小さなどんぐり、近くには椎の木の大きなドングリが生っていました。樫の木のドングリはまだ緑色で熟していませんでしたが、椎の木はもう茶色に熟していたので、実を集めました。

 集めたどんぐりで「ドングリコーヒー」を作ってみようと思います。コーヒー豆は熱帯の気候でしか育たないので、高緯度のヨーロッパではそう簡単に手に入りませんでした。そこでどうしてもコーヒーを飲みたい場合にはコーヒー豆以外の原料で「代用コーヒー」を作ったのでした。その代用コーヒーの一つがドングリコーヒーです。

 

 集めたどんぐりを鍋の水に浸けて、浮いてきたものは取り除きます。浮いた実は虫食いの可能性が高いとの事です。沈んだドングリをよく洗い、しばらくつけておくと堅い皮が少し柔らかくなって剥きやすくなります。

 

 実を一つずつペンチで皮をむきます。ネジザウルスは嚙みつきがよく、うまく皮がむけましたが、なかなか根気がいる作業でした。

 外皮がむけたら、実を少し小さく砕きます。それを流水で一晩漬けてアクを抜きます。アク抜きは必要ないとする資料もありますが、ドングリにはタンニンが多いので、アク抜きはしっかりやります。

 

 一晩流水に浸けてアクが抜けたら(多分抜けていると思います)広げて乾かします。ここでしっかり乾燥させてから次の行程に移ります。

 その2に続く。


MVG2024参加報告 その2

2024-09-24 18:03:59 | その他

 9/21(土)朝から設営を始めて、汗だくになりつつ2時間ほどで自分たちの宿舎や宴会場が完成しました。場内アナウンスで「11時から開会式をやるので集合するように」との事でした。自分たちのチームはゲームの運営に係る立場ですし、開会式参加に異存はありません。開会式の直後にゲームの打ち合わせも予定されていましたので。

 

 ドイツ軍通信所テントの前にあった有線設置用の機材セットです。よくもまあこんな物をセットで個人が持っているものだと驚きます。

 

 犬を連れている参加者も多数いました。そもそも主催のサムズミリタリ屋の社長が犬連れでした。

 

 場内アナウンスで開会式集合が掛かりました。中央で指図しているのが主催のサムズ社長とデューク廣井氏です。

 自分が見た範囲では会場内にいる参加者の1/3程度が集まったみたいです。奥の方が広いキャンプエリアの方向にはスピーカーの音が届きにくく、開会式そのものに気が付かなかった人も多かったようです。また、既にヒストリカルで行動に入っているチームの多くは無視していたように感じます。(あくまでも僕の主観です)

 

 こうして見ると第二次大戦中のドイツ軍とアメリカ軍が多いですが、ここに集まっていないだけで、現用の各国軍隊、昭和の自衛隊、旧日本軍等々いろいろな陣営の参加者がいました。

 

 開会式の後に軍用車両のパレードの指示があって、ゲームの打ち合わせを軽くやって解散になりました。ゲームは13時から始める事になりました。初日のゲームは第二次大戦に縛るのではなく、軍服さえ着ていれば何でもありといった軽めのレギュレーションでした。

 ゲーム中の写真は1枚もありません。なにせ、連合軍チームの指揮官として部隊指揮しておりましたので、写真を撮る事が出来ませんでした。15時少し過ぎまで、楽しく動き回ってよい汗をかきました。

 

 ゲームが終わったら宴会タイム。鉄鍋でビーフシチューを作り、パンと赤ワインで愉快な時間を過ごしました。

 

 2日目はヒストリカルゲーム本番だし、各陣営の設営が終わった会場内を全部見て回ろうと予定していましたが、一夜明けて22日(日)は朝からの雨。しかもその後どんどん雨足が強くなり、9時には豪雨になる予報が出ました。浅間サーキットは火山灰土の野原であり、急な雨で危険な状態になる可能性が極めて高いので、サムズの社長から安全を確保するために撤収の指示が出ました。

 ここで突っ張って事故でも起きたら次回の開催はなくなってしまいます。各参加者たちは苦労して設営した陣地を雨の中で撤収して、解散となりました。

 結局メインの2日目は、何もイベントがなく(出来なく)て、雲散霧消にMVG2024は終わりました。

 

 おまけ 9/24(火)薄曇り。

 雨で濡れた天幕類を干しました。最近のキャンプ道具と違って、厚い布地のテントなので、乾かすのも一苦労でした。

あっけない幕切れでしたが、これでMVG2024レポートは終わりです。


MVG2024参加報告 その1

2024-09-23 08:42:21 | その他

 9月20日(金)~22日(日)の3日間、軽井沢にある浅間サーキット跡地でミリタリーイベント「MVG2024」が開催されました。MVGと言うのは、ミリタリー・ビーグル(軍用車)&ゲーム(サバゲ)の頭文字を繋げたもので、軍用車を走らせ、ミリタリーキャンプをして、ゲームも楽しむというイベントなのでした。参加するスタイルは様々で、リエナクト(歴史再現)に拘って、軍用テントを建て、掩体を掘って、WW2当時の戦場の雰囲気を楽しんでいる本格派から、自慢の軍用車両をただただ走らせたい派、ゲームをやりたい派等々。また、WW2のドイツ軍、アメリカ軍、イギリス軍、ロシア軍、日本軍、その他かなり珍しい軍に、現用アメリカ軍、自衛隊、昭和の自衛隊、ガルパンなどのアニメのコスプレ等、衣装も様々でした。

 金曜日の昼12時から開場され、有休をとったであろう参加者はいち早く入場して設営にいい場所(それぞれのスタイルに最適な場所と言う意味です)に陣地確保していたようです。自分たちは金曜の夜半に行動を開始し、高速の横川SAで仮眠休憩を取って、土曜日の朝6時のゲート開放に合わせて現地入りして橋頭保を確保しました。自分たちのチームは軽めにリエナクトで、ゲームに参加するスタイルです。

 会場入り口のゲート、夜間は閉鎖されていて朝6時に開放されます。既に数台の車が列を作って開場を待っています。ゲートにあるテントがイベント受付で、ここで参加費を払って入場します。僕らは宿営とゲーム参加なので¥5,000円でした。

 

 中隊級の部隊の指揮所を想定した大きなテントを建てます。そこそこ広い地積が必要で場所の選定にはちょっと悩みました。これが宿営用になります。

 

 宿営用テントの横に宴会用タープを張りました。これは米軍の個人用天幕、最近はパップテントとしてキャンパーに人気ですが、それを屋根にしています。もっと軽くて広いヘキサタープも持っていますが、それでは場の時代設定にあわないので、違和感のない道具立てが必要です。テーブルもイスも木製、食材なんかを入れているトロ箱(発泡スチロールの箱)もグレーに塗装しています。分かり難いですが、テントとタープの間にあるポリタンク(水缶)にもOD色のカバーを掛けて目立たなくしています。

 

 凡そキャンプ道具とは思えないような小道具も豊富にあります。そんな訳で、やたらと持ち込む道具が多く、しかも嵩張るから準備も、終わった後の整備も大変です。

 

 設営が終わってから大会本部に挨拶に行きました。天候は少し悪くて、小雨が降ったりやんだりしていましたが、土曜日午後も「ゲームをやりますのでよろしく」との言葉をいただきました。MVGでは僕らチームがゲームの参加部隊の指揮を仰せつかっています。

 

 実際に走れる軍用車両も多数参加していましたが、これは全く動けないハーフトラックのしかも制作途中。来年の完成を目指しているそうです。この様なものが道端に停まっているのもMVGの楽しみです。

 その2に続く。


ワールドビールフェス 本川越

2024-09-20 07:31:57 | グルメ

 9月は3連休が2回あるが、西武鉄道本川越駅の駅ビル「ペペ」の創業33年祭のイベントとして、その連休でワールドビールフェスをやると新聞広告で知りました。僕を直接知っている方は御存じの通り、自分で言うのも何だが無類のビール愛好者なので、こんなイベントを知って見に行かないわけがないのだ。

 

 西武鉄道の本川越駅前の広場で開催されていた。しかしこのイベント、事前の情報公開が写真に出ているポスター以外は全く無くて、内容が全然分からないまま現地に向かう羽目になった。

 

 駅前広場の一角に見ての通りテントの露店が何軒か出ていて、中央には椅子やテーブルがあり、買った物をその場で楽しめる。しかし、この光景って、川越祭りの時と同じだ。しかも規模が全然小さい。

 

 後方に見えているのが本川越駅の駅ビルです。ホテルと商業施設が入っています。時間が少し早いけどお客さんがちゃんといます。

 

 食べ物の露店も何か川越祭りの時と同じだ。値段もお祭価格。まあ、ビールフェスはお祭りだから当たり前か。見回すとビールの露店が少ない。ビールフェス、しかもワールドと冠しているのに、更には唯一の情報源だったポスターに「クラフトビールがお楽しみいただける」と書いてあるけど見当たらない。

 埼玉県内でもクラフトビールメーカーが多数ある。ホップの収穫時期だから、ホップの薫り高い新酒でも楽しめるのでは期待していたのだが。

 

 各種瓶ビールを売っている店が1軒ありました。これをもってワールドと名乗っているのだろうか。並んでいるビールを見渡すと、少し大きなスーパーや品ぞろえの良い酒屋で当たり前に売っている物ばかり。目新しくないし小瓶1本が600円!(記憶があいまいだけど800円だったかも?)って、どうよ。

 お祭りの場で値段のことをあれこれ言うなんて野暮だと批判もあるだろうけどさ、僕のように小瓶なら1ダースくらい当たり前に飲んじゃうビール飲みに、1本600円(しつこいけど800円だったかも)は高すぎです。だって駅ビルの地下にあるスーパーなら同じものが285円で売ってるのに。

 

 クラフトビールがある店がありました、1軒だけ。埼玉ではなく東京都青梅のブルワリーらしい。12オンスのカップが800円・・・か。でもまあクラフトビールはこれだけだし、飲んでみよう。

 

 はい、これが12オンスカップ。写真撮る前に少し飲んじゃった。味の方は、麦芽だろうか穀物の味わいが濃い、どっしりとした重い感じのビールでした。これはこれで美味しいから文句はない。

 

 といった感じで、次の3連休(9/21~23)もやりますので、お近くの方はのぞきに行くのもいいでしょう。


両神ダリア園に行って来ました その3(最終回)

2024-09-18 06:50:26 | 旅行

 花の写真ばかりでも何ですから、他の物も紹介します。

 

 切り株に止まっていた赤トンボ君。まだまだ気温は高いですが、赤とんぼが多数飛んでいました。正式には「赤トンボ」と言う種類のトンボはなくて、秋に見られる赤っぽいトンボを総じて赤とんぼと呼んでいます。

 

 木下の日陰に咲いていたヒガンバナ(曼殊沙華)です。こちらも赤が印象的です。埼玉県内では日高の巾着田がヒガンバナ群生地として有名です。でも今年は暑いのでヒガンバナの開花がえらく遅れています。

 

 バスの時刻表が貼ってありました。やはり本数は少ないです。秩父鉄道の終点三峰口駅と西武鉄道秩父駅にアクセスできるみたいです。

 

 広い園内をすべて回ってダリアの花を堪能しました。お昼近い時間になったので昼食をどこで食べようか考えます。ダリア園を見学すると入場券が手元に残りますが、それを提示すると50円引きになるサービスを提供する店が多数紹介されていました。

 

 ↓パンフレットより転載

 ダリア園の近くや、小鹿野市街地にサービス提供店があり、いろいろな種類が選べます。小鹿野と言えば「わらじカツ」が名物なので、やはり名物を食べに行きましょう。

 

 ダリヤ園から道を下っていくと、道の駅「両神温泉薬師の湯」があります。それほど大きな道の駅ではありませんが、ここには立ち寄り温泉と食堂と売店があります。

 

 小鹿野町はバイクの街としても有名で、多くのバイカーが訪れています。道の駅にも屋根付きのバイク駐車場がありました。

 

 こちらは温泉施設の入口通路です。天井に風鈴が多数吊られていて、心地よい音を奏でていました。

 

 昼食で選んだのは、道の駅の斜め前にあったこの店です。あずまやさん。入ったことがない和食系の食堂、少し敷居が高い。

 

 メニューです。うどんとラーメンはあるけど蕎麦はない。当然名物のわらじかつ丼を頼みました。

 

 これが小鹿野名物わらじかつ丼。肉を平たく伸ばした薄いカツのソースカツ丼です。ソースカツ丼と言うと駒ケ根が有名ですが、駒ケ根のカツ丼と違い肉の下にキャベツはありません。デカいカツが2枚乗っていてなかなかのボリューム感です。定価は1000円ですが、ダリヤ園の入場券を見せて950円になりました。

 

 ダリヤの花はまだ咲き始めで、この先満開を迎えれば、一面の花畑を見られると思います。ちょっと遠いけどお薦めです。