田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

田切掃除・夏8

2005-09-16 22:54:21 | 飯田線の旅
 ジタバタしたところで、駅の他は何もないし、脱出手段もない。先を急ぐ旅でもないから、あと40分を駅舎のノートなど見つつだらだら過ごす。この待ち時間のだらだら感が電車旅の醍醐味だ。秘境マニアが置いていったと思われるHPの紙焼きファイルがあった。小和田から大嵐までの徒歩脱出経路をレポートしたもので、鉄道趣味とは守備範囲がかなり違い、多少の山歩き経験でもないとちょっとマネは出来ないだろう。内容は濃くなかなか見応えがあった。
 そうこうするうち大嵐に戻る列車がホームに入ってきた。乗り込んで車掌から切符を買うが、携帯端末から発券されると同時にそのまま車掌の手に回収され、手元に切符はこない。途中駅も何もないし、乗車時間も数分なので、これで問題ないのだ。

 トンネルを抜け大嵐に着いた。駅名板の住所表示は、しっかり合併後の「浜松市」に変わっていた。しかしまあ、浜松市というのはどうも「海っぺた」にイメージが強く、こんな遙か内陸の山の中で浜松といわれても全くぴんとこない。橋を対岸の富山村に戻り、路肩に車を止めて写真を撮る。村への案内看板も近々「富山村」ではなくなるのだ。
 名前は同じ県道1号だが、ここから先飯田方向は格段に規格がよくなる。道幅も十分あり路面もきれいに整備されている。愛知県から県境を越えて長野県に入っただけでこうも違うものかと驚かされる。しかし愛知県は知っての通りの自動車王国で、「車に乗らずば人にあらず」とまでいわれる土地柄なのに、これはどうしたことだろう?いやしくも県道の筆頭ナンバーであるのだから、その名に恥じぬ整備が必要なはずだが。3桁県道とは訳が違うのだから。



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