田切通信

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青春18きっぷ3日間用の旅 田切駅新春大掃除 その1

2025-01-08 08:55:11 | 飯田線の旅

 明けましておめでとうございます。(喪中の方が読んでいた場合は、一般的な新年のご挨拶とご了承ください)今年もあちこち出歩いて見つけた面白い物を紹介していきます。

   中央線岡谷駅の門松

 

 新年明けて1月4日~5日と田切駅の大掃除に行って来ました。事前に綿密な計画を立てない、ほぼ行き当たりばったりの旅でした。決まっていることは、

1.田切駅大掃除は4日(土)の15時から実施する。

2.同じく4日19時から、伊那市内のローメンの有名店「うしお」で新年会を開催する。

3.4日の宿泊は伊那市駅近傍のエビスホテルに予約済み。

 の3点でした。さて、移動はどうしようか。雪の心配はあるし、一人旅だし、今回は久しぶりに青春18きっぷを使って鉄分の補給をしよう。そうなると青春18きっぷのルール変更問題に直面することになります。少し文字が多くなりますが、この場で簡単にルール変更に係る問題を僕の目線で検証してみます。

 青春18きっぷそのものは広く知られた存在なので、ルールの変更点に絞ってみます。元々切符1枚で日付は分かれても5回利用だったのが、今回から5日関連連続又は3日間連続に変わりました。しかも、切符購入時点で利用開始する日を指定しなければならない。この事前に日付指定で連続ってのがキモで、つまり旅行の計画を予め立てる必要が生じました。僕は常々青春18きっぷのような自由度が極めて高いフリー切符の最大の利点は、その自由度そのものだと思っていました。切符1枚手にしていれば、旅立つ日も、行先も、その場で気ままに決められる!それがゴッソリ無くなってしまったという事です。

 

 旅の始まりは4日朝の西川越駅、川越線高麗川方面の始発電車0519です。冬のこの時期はまだ暗いです。川越線は路線としては大宮~高麗川間ですが、大宮~川越駅間は一般には埼京線だと思われています。実際には大宮~高麗川の直通運転は無くて、川越駅で100%乗り換えになります。その反面、川越駅から高麗川駅を経て八王子駅は直通運転があります。だから、多くの人には川越~高麗川(一部は八王子)が川越線だと思われています。

 

 これが入線する八高線乗り入れの八王子直通電車です。15時までに田切に着くだけなら、もっと後の電車でも大丈夫ですが、早起きしてもこれに乗れば八王子駅まで乗り換えなしで直通して、八王子始発の普通電車松本駅行に乗り継げます。乗り換え時間は少しタイトですが、乗り換え僅かに1回で飯田線の北の玄関口である岡谷駅まで行けます。

 

 八王子駅での乗り換え時間が短かったのと、乗車口には既に短い列が出来ていたので写真が撮れませんでした。ロングシートに落ち着き、ぼんやり外を眺めていたら富士山が見えました。

 

 日野春駅に着きました。特急列車の追い越し待ちで長時間停車になります。ホームに出て体を伸ばします。

 

 日野春駅と言えばこれ、ホーム上から見える給水塔です。SLに水を補給するための施設で、中央本線が電化する昭和39年迄使われたそうです。現在は鉄道文化財として保存されています。でも、あまり注目されていませんでした。

 

 179.5キロのキロポスト、はてどの駅だったかな?ホームには薄っすらと雪が積もっています。足跡が点々とあります。

 

 下諏訪温泉駅のホームには温泉の宣伝看板がありました。思うに、こうした女性の入浴シーンの看板って、最近は批判の対象になることがあるのではないでしょうか。おっさんの入浴中の看板も併設したらどうだろう。

 

 岡谷駅に着きました。フリー切符なのでこのまま乗車し続けて塩尻駅とか終点の松本駅に行くこともできますが、それほど深い考えもなく降りました。フリー切符なので、こうして行き当たりばったりに下車して駅の外に出たり、反対方向の電車に飛び乗ったりできます。

 

 下車したホームの反対面には飯田線の豊橋駅行き完走電車が待っていました。これにに乗り継ぐこともできましたが、まだだいぶ早いので1本後の便に乗ることにして、駅周辺を散策します。

 

 飯田線普通豊橋駅行きが出るのを見送ります。右隣りの0番線に停まっているのが、その次の飯田線電車です。一応これに乗る予定です。

 

 一度改札を出ました。青春18きっぷの変更点として、自動改札を通れる磁気券になったことがあります。更にきっぷそのものも小型化されました。従来の5回分(5日分)の日付スタンプを押さなくても良くなった分だけ、面積が必要なくなったのです。自動改札を通れるのは大変便利です。かつては1カ所しかない有人改札で一々見せなければならなかったので、時期によっては18きっぷ利用者の大渋滞が出来ました。それが無いのでスムーズで楽でした。しかしその反面、下車するたびに記念に下車印をもらっていた人は、面積が小さくなったことと、自動改札を通すと券面がこすれて印が薄れるのが困ると言っていました。

 駅前の目立つ大きな建物は、かつてイトーヨーカドー岡谷店でした。だいぶ前に閉店して「ララ岡谷」と名を変え、複合商業ビルとして再出発しましたが、それも徐々に寂しくなって、ついに全店舗が撤退し現在完全閉店しています。駅前の超1等商業地が衰退するのは地方でよく見る光景です。

 

 一年前に来た時はただ扉が閉まっていて、閉店のお知らせの張り紙が貼ってあっただけでしたが、今回は仮壁で完全に塞がれていました。

 

 裏口も同じく完全閉鎖でした。ヨーカドー時代は大変にぎわっていて、1階ではお土産を買ったり、ファストフードで軽く食事が出来たりしていましたが、今ではただ箱が残るだけです。

 

 ララ岡谷跡と線路の間の小道を進んだ先に、ウナギの自販機がありました。かなり高価な物から意外に安いウナギ串が並んでいました。岡谷ってウナギの街としても有名です。ララ岡谷の中にもウナギ店舗があって、店先の通路でお安めのウナギ弁当を売ってたのが思い出されます。もっとも僕はウナギ弁当より、その並びにあった食堂(居酒屋)でほろ酔いセットを頼むのが定番でした。

 

 自販機の後ろに、お店もありましたが、まだ営業時間前でした。いつかは岡谷のウナギを食してやるのだ!と、ゆる~く心に誓う僕でした。

 

 結局、次の電車迄の時間はそれほどなく、軽く食事を取ろうにも、どこの店も開いていなかったので、ローソンで海苔弁当を買って駅に戻りました。

 岡谷駅の駅舎です。かつて中には有人のキヨスクと駅蕎麦屋がありました。現在は凄~く品数が少ない無人店舗のキヨスクだけが残っています。

 

 コンビニ弁当を手に、0番線の飯田線普通電車、天竜峡行に乗り込みました。いよいよ飯田線入りです。

 

 その2に続く。

 



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