田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

2013田切駅正月大掃除その4

2013-02-19 21:57:00 | 飯田線の旅
 豊川駅を出て後はひたすら乗り続けているだけだが、ところどころで列車交換等の理由で長時間停車がある。大嵐駅でも交換待ちで停車した。
 大嵐は流行の秘境駅に区分してもいいだろう。駅の周囲に民家は一軒だけあって、そこはかつて売店を営んでいた。カップ麺やアイスクリームや飲料を売っていたが今はどうなのだろう?


 大嵐駅の駅舎をホーム側から見る。かつては木造平屋の駅舎だったが、今はこのように立派な建物になっている。今回改めて気が付いたのだが、旅人が始めてその駅に降り立って目にするのは、つまりこの裏側なのだ。当たり前だろうって?じゃぁそれを今まで意識したことありますか??
 僕が言いたいのは駅の建物は道(外)に面した方は凝った造りになるが、裏側(ホーム側)はそれ程でもないって事。でも第一印象はこっち側。


 さて、大嵐駅があるのは天竜川の静岡側で、つまり駅があるのは静岡県。だけど人が多く住んでいる村は天竜川の対岸愛知県にある。看板には「豊根村」とあるが、かつて市町村合併をする前は「富山村」だった。富山村は面積は広いのだが人が住める平地部分は極端に少なく人口は常に200人上下だった。これは東京都青ヶ島村(小笠原諸島の南の端にある)と言う絶海の孤島にある村よりも少なく、「日本一のミニ村」を売りにしていた。合併により豊根村の富山地区になったから統計上の人口だけは多くなったため「日本一ミニ」でなくなった。


 こちらが立派な造りの駅舎正面ファサード。実はこの建物を作ったのはJR当局ではなく富山村(当時)で、中央玄関右壁の看板も「みんなの休む処」となっている。通説で東京駅をモデルにしたと言われている(これはかなり確実、出所を知ってるから)が、僕は当初から余り東京駅に似ていないと感じていた。本家東京駅のドーム屋根が完成した今となっては、更に似ていない。


 僕らの乗って来た列車がホームで停車中。停車時間が長いので僕等以外にも列車から出て背伸びをしたり、写真を撮ったりしている乗客がいた。手前の線路はかつて貨物扱いがあったときのものらしいが、今はまったく使われていない。


 反対側(豊橋行き)の列車が来た。見ての通りホームとトンネルの距離が短いから、単線から島式ホームの両端に線路が分かれるポイントがトンネルのポータルよりも中にある。さあ、長い休憩だったが僕らの列車が出発する。

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2 コメント

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Unknown (副部長)
2013-02-22 19:53:52
伊那市創造館でのイベント「飯田線マニアックス」は規模(床面積)こそ小さいですが、実に濃い内容でじっくり見るとなかなか楽しいです。毎週うち(田切ネットワーク)の誰かが現場詰めしていて、それぞれの得意分野の濃い話が聞けます。ぜひ遊びにいらしてください。お待ちしています。
僕は3月の23~24と30~31の週末は遊びに行く予定です。
 これを見ている方でマニアックスに行かれたら「田切ネットワーク・解説員」の名札を下げている誰かに気軽に話しかけてなんでも質問してみてください。きっとすごい話きけると思います。
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Unknown (shin)
2013-02-21 23:21:41
副部長 さま
時々書き込みさせていただいているshinでございます。

大嵐駅、以前飯田線全線乗車した時、停車時間が長かったことを思い出します。
この次駅の小和田に長時間停車して欲しいところだったのですが…。
飯田線ののんびり旅も良いですね。

3月の田切駅の行事と伊那市でのイベントに合わせて一度お邪魔しようかと検討
しています。もし、行くことになりました際には事前にこのブログへ書き込みさ
せていただきます。年齢は45歳で、頭“ハゲ”です(横と後はありますが・・・)。

簡単ですが、
愛知県名古屋市近郊在住。既婚。子供いません。

2/16-17の2日間は、あおなみ線の名古屋駅を中心としたSL試験走行に走り回って
いました。

よろしくお願いいたします。


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