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交流

玉川大学夏季スクーリング中間報告

2003-08-13 09:20:00 | 徒然なるままに
昨日は、夏季スクーリングの折り返し地点。
授業は午前中のみで、午後から「通大祭」があり、参加した。今日は、授業は午後のみなので、久しぶりにゆっくり起きてPCに向かっている。
たくさんの方が、「留守中」にいらしてくださり、励ましの書き込みまで頂き、ありがとうございます。それぞれの方々へのお返事は、スクーリング終了後になってしまいますが、ここで、まず、お礼をさせていただきます。

玉川大学の通信教育をはじめて、3ヶ月。今回はじめてのスクーリング参加ですが、とにかく毎日が充実している。
朝は4時30分に起き、5時30分には家を出る。6時の電車に乗り、大学に着くのは、8時20分頃。
授業は9時からですが、広い敷地の丘の上に点在するその授業が行われる校舎にたどり着くのに、正門からさらに歩かなければ、もとい、登ぼらなければならない。始めの頃は、地図を見ながらの移動だったが、今はまあ、大体の位置関係はわかるようになった。

1期は、教育学演習「子どもの表現活動」と全人教育「音楽(合唱指導)」、2期は総合演習「総合教育とは」と算数科指導法、3期は教育原理と図工科指導法。
先生方は、どの方もユニークで、授業はとても楽しく、工夫されていて、なんと言っても、とても熱心で、エネルッギッシュだ。
ご自分の分野に、確固たるポリシーがあり、自分の持てる知識とノウハウを注ぎ込もうとしてくださる熱意がひしひしと感じられる。
それは、「通大生」に対しての心からの理解と尊敬と励ましの心があるからなのだと思う。
「あなた方が、ここにこうして座っているということは、奇跡的なことです。」
その状況を先生方は、たくさんの通大生の姿を通して充分わかってくださっている。

ほとんどの人が『自分の意思』でこの通信教育を受け、スクーリングを受講している。働いている人は、休暇を利用し、上司や仲間の理解と協力のもとに。家庭の主婦は、家族の理解と協力の元に。北は北海道、南は九州・沖縄からも、海外からも来ている仲間。通えない人は、近くに宿をとったり、近郊に住む親戚を頼ったり、何とか通える距離の人や、どうしても通わざるを得ない人は、片道2時間、3時間、4時間かけて通っている。
バイトを休めない人は、午後の講義終了後、夜バイトをし、朝方やっと終わって、また授業。
教育実習を控えている人は、夕方から夜にかけて講義や、実技(ピアノやPC)の練習。
もう、みんなフラフラになりながらも、必死に授業を受け、レポートを書き、試験に臨んでいる。

通信教育は、家で、ひたすらテキストを読み、レポートを書くための作業を孤独にやっているようなイメージだった。いろいろなことを理由にレポートをため、自分のペースがつかめず、出したレポートは「何で~?!!!」と言うような評価だったりして、自身をなくしたり、いやんなっちゃったりしていた。
でも、スクーリングに来て、これだけの仲間とともに学んでいるという実感と、ものすごいエネルギーをもらった。
友達というより、「同志」だ。
自分だけが大変じゃない。自分より過酷な状況でも、志高くがんばっている人たちがいる。自分の夢を叶えて、目標に向かって、更のがんばっている先輩達がいる。目標達成のために、親身になって応援してくださる先生方がいる。
「学ぶ」という意味を少しだけだけど、自分の中でやっと実感できたように思う。
私は、義務教育9年間、高校、短大と進学し、塾の講師をやり、今、小学生、中学生の母親となって、本当に「学ぶ」という意味をわかって、自分も学習し、子供達に接してきたのだろうか・・・。
今、それを自分自身に問われているのだと思う。
これからの残りの人生を「教育」にかけようと心に決め、この道を選んだ自分の意思を生涯貫き通す。その思いを日々新たにし、確信している。

昨日は、そんな仲間達との最大の交流の場「通大祭」だった。
「通大祭」とは、運動会と文化祭が一緒になったようなもので、各ブロック(出身地)ごとに団結力を競ったり、地域性をアピールしたり、各活動の報告や成果の発表の場でもあるが、なんと言っても、仲間作り、思い出作りの「祭」なのである。
あのエネルギーは何処から来るのだろう。
もう、「感動」の一言である。
オリンピックの閉会式のような感じ。
みんな入り乱れて、お互いを讃え合い、この感動を共有できることを心から喜び合う「祭」。
残りのスクーリングの過程を必ず、元気にやり遂げて、また来年この丘で再会するまで元気にお互いがんばろう!と励ましあう「祭」。
『私の主張』というコーナーで、「去年出会ってお互いに『親友だ』と確信し合った友が、亡くなってしまい、また今年、この丘で再会するという約束を果たせなかった。この思いを今ここにいる誰にも経験して欲しくない。彼の分まで、今日のこの『通大祭』を楽しもう!」というメッセージがあり、みんな一瞬、シーンとなった後、地鳴りのような雄たけびが上がった。泣いている人もいた。すごい一体感だった。

私は合唱指導を代表して、『スマイルアゲイン』という歌の指揮をした。
みんな、見知らぬ同志手をつなぎ、体を揺らししながら大きな声で歌ってくれた。
あんなに大勢の人たちの前で指揮をするのは初めてだった割には、全然あがらず、すごく気分よく指揮ができ、みんなもノリノリで歌ってくれた。
歌の内容もすごく泣ける歌詞なので、歌いながら泣いている人もいた。私自身、授業で始めて習った時、中1の娘のことを思い出し、泣けて泣けて歌えなかった歌だ。
この歌を『通大祭』の全員合唱で指揮を振れたというのは、この夏最高の思い出だ。
こんなチャンスを下さった実行委員、先生方、合唱指導の先輩方の心から感謝します。

今日は午後から、算数科指導法と、合唱指導。
22日までの10日間、、寝不足にも暑さにも負けないで、健康に気をつけて最後までがんばり通すぞ!!