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交流

第50回千葉県吹奏楽コンクール本選大会

2008-08-10 23:58:00 | 徒然なるままに
8月10日

今日は、千葉文化会館で開催された第50回千葉県吹奏楽コンクール本選大会を聴きに行ってきた。

わが校は惜しくも東関東大会出場を逃がしてしまったが、さすが本選に残った強豪校の実力はすばらしかった。

今回つくづく、パーカッションは大切なポジションであり、曲想の中でも欠くことのできないアクセントとなり、勝敗を決める重要なポイントとなるパートだと思った。
同じ題材でも、その編曲の仕方、パーカッションの使い方で、まったく表情や印象が変る。
私は絵を描く人間であり、アニメを作ってきたからかもしれないが、音楽を聴くときは常に映像を頭に描きながら聴いている。その時に、カスタネット、カリヨン、小鼓などなど、アクセントとなる音が聞こえてきたとたん、目の前が万華鏡のように、花火が上がるように色鮮やかに変化し、展開する瞬間がある。
知らず、体中でリズムを刻み、座席に座っているのでなければ、踊りだしたくなるぐらいにノッテくる。

今日はさらに、柏市立柏高校のパーカッションを見て、移動している時も、いや、移動の動作一つも演奏なのだと思うほど、すばらしかった。本当にかっこよかった。そこから繰り出される音のなんと歯切れの良い、心躍る音だったことだろう。

高校の部は残念ながら最後までは見られなかったのだが、習志野市立習志野高校の『展覧会の絵』は鳥肌が立つほどすばらしく、クライマックスでは感動で涙が止まらなかった。
演奏が終わった後、隣に座っていた成田国際高校の吹奏楽部の生徒も泣いていた。
「あなた達のスペイン協奏曲も良かったよ。きっと会場にフラメンコを習っている人がいたら、踊りだしたくてしょうがなくなるくらい、ノレタわよ。」
と言ったら、
「フラメンコのビデオとか見て、みんなで研究しました。そう言ってくださって、うれしいです。」
「東関東に行ったら、ぜひ、全国大会に行けるように、がんばってきてね!」
と言って分かれた。

会場を出たところで、習志野高校が記念写真を撮っていた。
撮影後、コントラバスを抱えていた女の子に、
「とても感動して、泣いてしまいました。今年もまた全国大会に行けるようにがんばってきてくださいね!」
と声をかけた。

10代の少年少女の真剣な表情、姿勢と言うのは、本当に見るものを元気にさせる。まだまだ日本は捨てたものじゃない。きっと明るい未来が待っている。と思わせる魅力がある。

素晴らしい演奏を聴き、子ども達の真剣で生き生きした表情を見ることができて、本当に充実した1日だった。

「エッシャー展」でワークショップ・サポーター

2008-08-10 22:31:00 | 徒然なるままに
8月9日

今日は現在佐倉市立美術館で開催中の「エッシャー展」で、ワークショップ・サポーターをやって来た。

私の担当はエントランスホールで「エッシャーの世界で遊ぼう!」と言うコーナーでパズルやスタンプで遊んだり、メビウスの輪やパズルのピースを作ったりするお手伝いをした。
一番好評だったのは、会場の入り口前にある階段にさかさまに座っていたり、立っている人物像がプリズムを使ってみるとちゃんと座っていたり、階段を上っているように見えるというもの。逆さ吊りになっている人物を見てぎょっとしたり、不思議そうに眺め回している人に、そっとプリズムを手渡し、見方を教えてあげるとみんな驚いたり、喜んだり、小学生も、おじいちゃんおばあちゃんでも、みんな一様に同じようなリアクションをする。年配の方でもまるで小学生のように目を輝かせ、喜ぶ顔はなんともかわいらしい。「これは今度ぜひ、孫を連れてこなくっちゃ!最後に楽しいものを見せてくださってどうもありがとう!」とおっしゃって満面の笑顔で帰って行かれた。
「エッシャーさんは、お散歩するときはいつも2枚の板にプリズムをはさんだ小箱を持ち歩き、それをのぞいて世界を見ていたそうなんですよ」なんて、ビデオの受け売りを、まるでエッシャーさんからじかに聞いたように説明すると、皆さん一様に関心してくださり、なんだかちょっと照れくさかった。

陸上部の教え子仲良し3人組が、「先生、来たよ~!」とやってきた。本展を見る前にエントランスホールの床を馬のパズルで埋め尽くす作業に悪戦苦闘し、展覧会を見たあとは、ワークショップでとことん遊んで帰って行った。

親子連れ、友達同士、恋人同士・・・いろんな人が展覧会を楽しんで行ってくれたと思う。
「9月23日までの会期に、また来ます。」といろんな人が声をかけてくださった。
2回目のワークショップは12日。今度はどんな人と出会えるか楽しみだ。