「ヴォイス」を見た。
トレンディなラブストーリーが多い若者向けのドラマが主流の『月9』には珍しい、見ごたえのあるドラマだった。
「生きている人間だけではなく亡くなった人の声に耳を傾ける医学があってもいいのではないか」
死者の死因を明らかにする医学ー『法医学』
私も人は死んだらそれまでだと思っていた。でも、主人公の加地大己(瑛太)が、
「死んだ人がどんなところで生活して、どんな道を歩いて、どんなことを考えていたか、いつ、どんな死に方をしたか、遺体は最後にそれを教えてくれている。僕はその声を聞きたい」
というようなことを言っていたのを聞いて、人は死に方というのも大切なんだと思った。。
日常何気なく聞いている事件や事故で亡くなった人の死因や、死後何日経過しているかといった情報・・・。
ニュースの影でそういう遺体と向き合って、謎を解明している人たちがいるのだということを、改めて知った。
劇中で、もと暴走族の学生が、かつて事件に巻き込まれた時、法医学のおかげで無実が証明され、刑務所行きを救われて、それをきっかけに死ぬほど勉強し、バイトをして、医学生になったというエピソードがあった。
メインのストーリーも良かったが、そのエピソードに感動してしまった。
あと、ヒロインの久保秋佳奈子(石原さとみ)がゼミの教授の佐川文彦(時任三郎)に、優秀な法医学者になるための要素は何かと問うた時、佐川が
「普通の感覚を持つこと。怒りや悲しみや、遺族の気持ちを察することができるイマジネーション。」と語ったのが印象的だった。
命の尊さや、人間の尊厳という基本的なことをこういう角度で扱ったドラマはあまりない。この作品の中で医学生たちがどう成長していくかが楽しみだ。
主役の加地大己役の瑛太君が、大河ドラマの小松帯刀役を終え、とてもいい表情で役作りに挑んでいる様子が分かる。初めての主役ということでも張り切っているのだろう。ぜひ、自身の代表作となるよう、頑張ってほしい。
トレンディなラブストーリーが多い若者向けのドラマが主流の『月9』には珍しい、見ごたえのあるドラマだった。
「生きている人間だけではなく亡くなった人の声に耳を傾ける医学があってもいいのではないか」
死者の死因を明らかにする医学ー『法医学』
私も人は死んだらそれまでだと思っていた。でも、主人公の加地大己(瑛太)が、
「死んだ人がどんなところで生活して、どんな道を歩いて、どんなことを考えていたか、いつ、どんな死に方をしたか、遺体は最後にそれを教えてくれている。僕はその声を聞きたい」
というようなことを言っていたのを聞いて、人は死に方というのも大切なんだと思った。。
日常何気なく聞いている事件や事故で亡くなった人の死因や、死後何日経過しているかといった情報・・・。
ニュースの影でそういう遺体と向き合って、謎を解明している人たちがいるのだということを、改めて知った。
劇中で、もと暴走族の学生が、かつて事件に巻き込まれた時、法医学のおかげで無実が証明され、刑務所行きを救われて、それをきっかけに死ぬほど勉強し、バイトをして、医学生になったというエピソードがあった。
メインのストーリーも良かったが、そのエピソードに感動してしまった。
あと、ヒロインの久保秋佳奈子(石原さとみ)がゼミの教授の佐川文彦(時任三郎)に、優秀な法医学者になるための要素は何かと問うた時、佐川が
「普通の感覚を持つこと。怒りや悲しみや、遺族の気持ちを察することができるイマジネーション。」と語ったのが印象的だった。
命の尊さや、人間の尊厳という基本的なことをこういう角度で扱ったドラマはあまりない。この作品の中で医学生たちがどう成長していくかが楽しみだ。
主役の加地大己役の瑛太君が、大河ドラマの小松帯刀役を終え、とてもいい表情で役作りに挑んでいる様子が分かる。初めての主役ということでも張り切っているのだろう。ぜひ、自身の代表作となるよう、頑張ってほしい。