7月28日(土)
暑中お見舞い申し上げます。
連日のうだるような猛暑、やっと夏らしくなった。
でも、7月も終わりというのに、蝉の声を聞かない。
梨も、8月20日を過ぎないと食べられないと言う。
6月は、水温気温が低すぎてプールの授業ができなかった。
季節が少しずつずれているのだろうか…。
先日、個別面談があった
私の個別面談のテーマは、暑い中、仕事の休みまで取って面談に来てくださった保護者の方に、
・来て良かった。
・話が聞けて良かった。
・話を聞いてもらってよかった。
・今日は、子どもの好物でも作ってあげよう。
というような、明るい元気な気持ちで帰ってもらうための面談を目指している。
35人中、ほとんどの保護者の方々とそのような面談ができたのでは?という自負はあるが、今回も、むしろ、私の方が励まされる場面がたくさんあった。
教室では、大人しい子ほど家ではおしゃべりで、教室では活発な頑張り屋さんが、家ではたれパンダ状態なのだと言うことだった。
大人しくてあまりめだたない子
「教室では、決まりを守って大人しくしていることが多いです。その分、お家ではのびのびして、お母さんには学校であった事を、ランドセルを下す時間も惜しんでたくさん話してくれているなんて、安心しました。2学期は学校でものびのびと、友達と一緒に、いろんな活動ができるように、声をかけていきます」
頑張りすぎるくらい頑張っている子
「教室で頑張っているくらい、家でも頑張っていたらどうしようと心配していました。家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でもあんなに頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ。
お家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でも頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ」
下に小さい弟や妹がいて、一生懸命お兄ちゃんお姉ちゃんしている子
「○○君は、お母さんが家族のために頑張っていることも、自分を大事に思ってくれていることも分かっています。下のお子さんが眠っているような時や、月に1日だけでも、○○君にお母さんを独り占めさせてあげてくださいね。まだ3年生です。まだまだ、お母さんのだっこや、添い寝、一緒のお風呂は大事です。一杯いろんなことを我慢していると思うので、1日1回は抱き締めてあげて、安心させてあげてください。
兄弟を比べるのではなく、『お兄ちゃんはすごいねえ、お兄ちゃんがいるから、あなたもできるようになったんだね』と兄を立ててください。そうすると、お兄ちゃんもプライドにかけて頑張るし、下の子も、お兄ちゃんを目指して頑張れるのです。
『どっちがお兄ちゃんだかわからない』とか、『お兄ちゃんでしょ!我慢しなさい』『お兄ちゃんのくせに!情けない』なんて、否定的な叱り方をすると、言った通りの情けないお兄ちゃんになってしまいます。そうなると、目標とするべきお兄ちゃんが自分より劣っていると思う弟は、兄をないがしろにし、お兄ちゃんに追いつこう、負けないぞと言う向上心は育たなくなってしまいます。
その上、『弟なんかいらない』『お兄ちゃんなんか俺よりできないくせに』という、仲の悪い兄弟になってしまいます。」
なんて、自分の子育てを振り返り、子育てSOSオーラを発しているお母さん方のガス抜きをしてあげられるように面談をした。
子ども授かった喜び、子どもが元気でいてくれるありがたさ、当たり前の日常の幸せが、日々の喧騒や慌ただしさの中に埋没し、心はささくれ、お互いを傷つけあうような、とんがった会話しかできなくなっていることに、ちょっと気づくきっかけを作ってあげる。
これが、私が教員を続けている要因の一つになっている。(カウンセラーとも違う)
40日間、夏休みに子どもが家にいるということは、うれしい半面、お互いにストレスも相当たまる。下手をすると、毎日バトルだったりする。
面談の中で、子どもたち一人一人に合わせた、夏休みの勉強法やおすすめ自由研究のヒントを伝えたところ、お父さん、お母さんの方がノリノリだった。
頑張れ、お母さんたち。今、我が子が手元にいてくれる幸せな時間を大切に過ごしてほしい。子どもは、やがて親元を巣立っていくもの。
しっかり、子どもの目を見て、子どもの声を聴いてあげて。
「忙しいから、あとでね」
というのは、嘘。取り込み中だったら、
「これが終わったら、お話きかせてね」
約束したら、必ず守る。そうすれば、話したい人の様子を見てから話しかけられる人に育つ。
小さな手を握って。まだまだきゃしゃな体を1日1回は「大好き」と抱き締めてあげて。
そうやって育まれた子どもたちは、自己肯定感を持って、自己実現のために努力し、自己達成感を感じて、自立して行くことができるでしょう。
私の人生大成功!
私も3人の子を育てているが、いつも失敗ばかり。
でも、いつか3人それぞれに、
「ママの人生は、あなたたちに出逢えたことで、半分は成功している。一緒に泣き笑いして、あなたたちが、それぞれ自分のやりたいことを見つけて、私の元をちゃんと巣立って行けたなら、ママの人生の90%は大成功だよ。後の10%は、あなたたちに迷惑をかけないように、自分のやりたいことをやって大往生できたら、完璧だね!」
と言ったら、泣かれてしまった。
10年前の私は、自分の子育てに自信をなくし、
「私があなたたちのママでごめんね…。私じゃなかったら良かったのに」
なんて本気で思っていた。
5年前の私は、自分の子育てに行き詰まり
「なんで私がこの子たちの母親なんだろう。どんな因果関係があるんろう」
と現実逃避していた。
そして今、お互いに思いやり、労わり合い、応援し合える親子関係になって、やっと、今まで言えなかった『ありがとう』の言葉を素直に言えるようになった。
子どもたちも成長したが、私も親として、少しは成長できたのかもしれない。
クラスの子も同じ。人生の中で、あの子たちに出逢えた喜び、幸せをかみしめ、そして私が担任であることの意味と責任をしっかり自覚して、後8カ月を、1日1日大切に、ドラマチックに過ごそう!
皆、2学期、楽しみにしていてね!
元気で、楽しくておもしろい夏休みになりますように。
暑中お見舞い申し上げます。
連日のうだるような猛暑、やっと夏らしくなった。
でも、7月も終わりというのに、蝉の声を聞かない。
梨も、8月20日を過ぎないと食べられないと言う。
6月は、水温気温が低すぎてプールの授業ができなかった。
季節が少しずつずれているのだろうか…。
先日、個別面談があった
私の個別面談のテーマは、暑い中、仕事の休みまで取って面談に来てくださった保護者の方に、
・来て良かった。
・話が聞けて良かった。
・話を聞いてもらってよかった。
・今日は、子どもの好物でも作ってあげよう。
というような、明るい元気な気持ちで帰ってもらうための面談を目指している。
35人中、ほとんどの保護者の方々とそのような面談ができたのでは?という自負はあるが、今回も、むしろ、私の方が励まされる場面がたくさんあった。
教室では、大人しい子ほど家ではおしゃべりで、教室では活発な頑張り屋さんが、家ではたれパンダ状態なのだと言うことだった。
大人しくてあまりめだたない子
「教室では、決まりを守って大人しくしていることが多いです。その分、お家ではのびのびして、お母さんには学校であった事を、ランドセルを下す時間も惜しんでたくさん話してくれているなんて、安心しました。2学期は学校でものびのびと、友達と一緒に、いろんな活動ができるように、声をかけていきます」
頑張りすぎるくらい頑張っている子
「教室で頑張っているくらい、家でも頑張っていたらどうしようと心配していました。家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でもあんなに頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ。
お家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でも頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ」
下に小さい弟や妹がいて、一生懸命お兄ちゃんお姉ちゃんしている子
「○○君は、お母さんが家族のために頑張っていることも、自分を大事に思ってくれていることも分かっています。下のお子さんが眠っているような時や、月に1日だけでも、○○君にお母さんを独り占めさせてあげてくださいね。まだ3年生です。まだまだ、お母さんのだっこや、添い寝、一緒のお風呂は大事です。一杯いろんなことを我慢していると思うので、1日1回は抱き締めてあげて、安心させてあげてください。
兄弟を比べるのではなく、『お兄ちゃんはすごいねえ、お兄ちゃんがいるから、あなたもできるようになったんだね』と兄を立ててください。そうすると、お兄ちゃんもプライドにかけて頑張るし、下の子も、お兄ちゃんを目指して頑張れるのです。
『どっちがお兄ちゃんだかわからない』とか、『お兄ちゃんでしょ!我慢しなさい』『お兄ちゃんのくせに!情けない』なんて、否定的な叱り方をすると、言った通りの情けないお兄ちゃんになってしまいます。そうなると、目標とするべきお兄ちゃんが自分より劣っていると思う弟は、兄をないがしろにし、お兄ちゃんに追いつこう、負けないぞと言う向上心は育たなくなってしまいます。
その上、『弟なんかいらない』『お兄ちゃんなんか俺よりできないくせに』という、仲の悪い兄弟になってしまいます。」
なんて、自分の子育てを振り返り、子育てSOSオーラを発しているお母さん方のガス抜きをしてあげられるように面談をした。
子ども授かった喜び、子どもが元気でいてくれるありがたさ、当たり前の日常の幸せが、日々の喧騒や慌ただしさの中に埋没し、心はささくれ、お互いを傷つけあうような、とんがった会話しかできなくなっていることに、ちょっと気づくきっかけを作ってあげる。
これが、私が教員を続けている要因の一つになっている。(カウンセラーとも違う)
40日間、夏休みに子どもが家にいるということは、うれしい半面、お互いにストレスも相当たまる。下手をすると、毎日バトルだったりする。
面談の中で、子どもたち一人一人に合わせた、夏休みの勉強法やおすすめ自由研究のヒントを伝えたところ、お父さん、お母さんの方がノリノリだった。
頑張れ、お母さんたち。今、我が子が手元にいてくれる幸せな時間を大切に過ごしてほしい。子どもは、やがて親元を巣立っていくもの。
しっかり、子どもの目を見て、子どもの声を聴いてあげて。
「忙しいから、あとでね」
というのは、嘘。取り込み中だったら、
「これが終わったら、お話きかせてね」
約束したら、必ず守る。そうすれば、話したい人の様子を見てから話しかけられる人に育つ。
小さな手を握って。まだまだきゃしゃな体を1日1回は「大好き」と抱き締めてあげて。
そうやって育まれた子どもたちは、自己肯定感を持って、自己実現のために努力し、自己達成感を感じて、自立して行くことができるでしょう。
私の人生大成功!
私も3人の子を育てているが、いつも失敗ばかり。
でも、いつか3人それぞれに、
「ママの人生は、あなたたちに出逢えたことで、半分は成功している。一緒に泣き笑いして、あなたたちが、それぞれ自分のやりたいことを見つけて、私の元をちゃんと巣立って行けたなら、ママの人生の90%は大成功だよ。後の10%は、あなたたちに迷惑をかけないように、自分のやりたいことをやって大往生できたら、完璧だね!」
と言ったら、泣かれてしまった。
10年前の私は、自分の子育てに自信をなくし、
「私があなたたちのママでごめんね…。私じゃなかったら良かったのに」
なんて本気で思っていた。
5年前の私は、自分の子育てに行き詰まり
「なんで私がこの子たちの母親なんだろう。どんな因果関係があるんろう」
と現実逃避していた。
そして今、お互いに思いやり、労わり合い、応援し合える親子関係になって、やっと、今まで言えなかった『ありがとう』の言葉を素直に言えるようになった。
子どもたちも成長したが、私も親として、少しは成長できたのかもしれない。
クラスの子も同じ。人生の中で、あの子たちに出逢えた喜び、幸せをかみしめ、そして私が担任であることの意味と責任をしっかり自覚して、後8カ月を、1日1日大切に、ドラマチックに過ごそう!
皆、2学期、楽しみにしていてね!
元気で、楽しくておもしろい夏休みになりますように。