とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

車遍歴7(平成4年式トヨタアリスト 3.0V 5MT)

2010-06-14 18:16:20 | クルマ
 ジウジアーロデザインの初代トヨタアリスト。ご存知の通り曲がる事は不得意で、もっぱら直線番長です。とはいえ、このデザインは今でもカッコいいのではないでしょうか? このとき衝動買いしてしまった個体は、本来あるはずの無いマニュアルミッション車。先先代のオーナーが推定100万円くらいかけて載せ替えたようです。それ以外の細かな部品もかなり変更されていたので、標準車とはまるで別物でした。
 通常、ミッションをATからMTに載せ替える時は、コンピューター制御の書き換え、ファイナルギヤとトリップメーターとの誤差調整など、多くの調整をしないとまともに動かないのですが、これはほぼ完璧。最初、1○0キロ以上出なかったりなど小さな不具合がありましたが、すぐに解決。そこからは楽しくて暇さえあれば乗り回してました。
 足回りのゴムブッシュの大半が社外品になっていたようで、トヨタ車独特のフニャフニャ感は殆ど無く、しゃきっとしたハンドリング。ロムチューンやマフラー交換などのライトチューニングが施されたエンジン(とは言え、恐らく300馬力は出てたはずです)、などなど、輸入車ばかり乗っていた自分には非常に新鮮でした。
 しかし、楽しさと引き換えに、コストが予想以上にかかってきます。
1 3千キロで丸坊主になるタイヤ(18インチだったので辛いっす~)。
2 ターボ車で、しかも回し過ぎなので、あっという間にオイルがダメに。
3 ガソリン食い過ぎ。リッター5キロ平均くらい。

 それでも、いつものようにブレーキから煙が出るまで山道をかっ飛ばす日々が続きます。 ワタシの酷使に耐えられなくなったアリストは、ついに、ヤバい状況になってきてしまいます。ま、これに乗って回すなってのが無理なんですけどねぇ。

車遍歴5、6(02年式 POLO GTi、95年式 GOLF3wagon GLi)

2010-06-04 20:30:13 | クルマ
 この2台の車は、1年でそれぞれ手放しています。思い出があまりないので簡単に述べます。それにしても、よくもまあ気まぐれで車を買い替えてますねぇ。反省反省。
 323のオートマがイヤになってポロのGTiにしましたが、やはり試乗はしなくちゃいけませんね。ワタクシの一番嫌いな「ハンドル(手)からロードインフォメーションが伝わってこない」というこの車は、持ち主を飽きさせるには時間を要しませんでした。とはいっても良いところは当然あります。一つはエンジンです。回してパワーを稼ぐエンジンなのですが、軽い車重のため、高速道路で歯がゆい思いをしてことはまずありません。レガシイターボに乗ってる人から「これ2リッター?」と言われたくらいですから。軽くて小さいことが、車にとって絶対の武器であることを痛感した一台でもありました。
 次にゴルフワゴンです。ゴルフ3の素晴らしさを再度楽しみたいと思い始めたところ、この車を試乗。あっという間に契約です。この時の嫁の顔は怒りを通り越してあきれてましたね。そして、ゴルフやスキーに活躍するのですが、この後、衝撃的な車に出会ってしまいます。

 平成4年式アリスト3.0V MT載せ替え(!)でした。(次へ続く・・・)


車遍歴4(BMW 323i 5AT E46初期型)

2010-06-03 20:20:51 | クルマ
(2005年当時の日記をそのまま転記しました)

 あっという間に4台目の車か~(苦笑)

 この車を買ったのは、前車が大きな事故車だったことがそもそもの理由です。そうでなければ、この車に出会っていても実際に買ったかどうかわかりません。

(まず欠点から)
 自分の買った323のATはGMのストラスブール製のもので、お世辞にも食いつきが良いとは言えません。走っていても常にオブラードに包まれているようなぼやっとした印象を受けます。せっかくの6気筒エンジンですが、このATのせいでエンジンの「キレ」の半分しか味わっていないような気がします。気合いを入れて走っているとき、ギヤを2速にしてもエンジン保護のため3速に勝手に入って、エンジン回転数がガクンと落ちてすっかり興ざめ、なんてこともありました。

(そして美点)
 この車を買った理由がまさしくこれです。 まず、全開にしたときの加速感やエンジン音です。インプレッサWRX、スカイラインGTRやNSXなどを乗っている人にこの車を運転してもらったのですが、「音とパワーの出方がすごい」と言ってました。まさしくその通りです。BMWの共通点とも言えるのですが、エンジンよりシャシーの方が少し余裕があるのは323も同じです。ですので、飛ばしてもヒヤヒヤしたりした記憶は無いですね。
 次に、足回りとボディ剛性です。意図的に剛性を落としていると言われるメルセデスとは違い、「削りだしの金属のようなボディ剛性と、繊細なハンドル操作にミリ単位で反応しているかのような足」のため、車を自分の手で動かしているという実感を持てる数少ない車だと思います。そのため、雨の峠道でトラクションコントロールをOFFにしているとリアが一気にブレークして死にそうになったりします(それってオレ?(笑))。BMWの一番良いところは絶対的な速さではなく、車とドライバーのインターフェイスが濃厚であることだと思います。最新のBMWはその良さがどんどん失われてしまっているようですが(アクティブステアリング等)・・・。ちなみに、純正のショック&サスは自分には柔過ぎで即交換。シートもやはりだめで、レカロに交換しました。

 結局、上に書いた欠点がもとでこの車を放すことになりましたが、ミッションがATでなかったら今も所有していたかもしれません。以前、1.9Lの318ciのMTに丸一日試乗しましたが、パワーは全く無くても、自分の右足とアクセルペダルが直結した感覚と、変速したときに機械を直接操作しているかのような絶妙な感覚のシフトはたまりませんでした。 ルノー、プジョー、アルファ、最近ではオペルなどがMTを出しています。BMW.VWなどのメジャーメーカーもMTを出さないと、本当の車好きから見放されてしまうような気がしてなりません。